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「2016.12月の感傷人格が書いたもの」

「持て余す期待」

作者: ちなつ。

 映画のヒロインみたいになりたい彼女がいて、

 映画のヒーローみたいになりたい彼がいて、

 けれど、彼らは休日の人混みで互いの存在に気がつく事などなくって、

 頭のなかでただ期待を持て余して、

 自分は不幸なんだって思い込んでいく。


 案外、物語は近い所にあるのかもしれないのにね。


 けれど、多くの人にとって小説を書くのが難しいみたいに、

 映画みたいな日々を過ごすのは、やっぱり簡単じゃないんだろうね。


 映画のヒロインみたいになりたい彼女がいて、

 映画のヒーローみたいになりたい彼がいて、

 けれど、彼らは休日の人混みで互いの存在に気がつく事などなくって、

 頭のなかでただ期待を持て余して、

 ぼくらの街には今日もひとりぼっちがいっぱい。


 なんて、ぼくと同じ人がいるって信じたいだけ。

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