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1-2:おおきいばくとちいさいかたつむり
このように、かたつむりは ときどき 殻に ひきこもってしまうことが ありました。
そうなると、ばくは、しんぱいなのと、どうしたらいいのかわからないのとで、しだいに とげとげしたきもちで いっぱいになって しまうのでした。
「かたつむりなんて、もう知らない!」
ついに、ばくは キャベツばたけの中に かたつむりを おきざりにして、ひとりで あるきだしました。
キャベツが みどりなのにも、星が きらきら ひかっているのにも、いらいらしました。
かたつむりが 殻に ひきこもらなければ いいのに。
ばくは、足がいたくなるまで ずんずん すすんでいきましたが、ついに たちどまりました。
まだ おこっていましたが、どうじに だんだん さみしくも なっていました。
かたつむりが ばくに いつも へんじを してくれればいいのに。
かたつむりが ばくのことを すきだったら いいのに。
もしも このまま、ばくが どこかに いってしまって、かたつむりのもとに もどらなかったら、かたつむりは どうするでしょうか。
ばくは、じぶんに きいてみました。目をとじて、とげとげしたきもちに 耳をすましました。




