表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Myriad Apocalipse Online  作者: 奏塚 夜音
1章 Fairy Tale
5/8

Fairy Tale その2

レベルアップ回。


 〜〜前回のあらすじ〜〜

森の中で迷子になっていたナハト達は突如襲いかかってきたオーガたちと戦う。

倒せども倒せども襲いかかるオーガ。メンド臭くなったナハト、ティア、ベルは複合呪文を唱える。

無数のモンスターを倒したナハトたちの前に現れるは、栄光の道か死への旅路か。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふう、倒し終えたか。」

ほっと一息つくと同時に、ピロリロリーンとレベルアップの軽快な音が鳴り響く。



<Nachtmartのレベルが上がりました 64→65

 仙気 をマスターしました。 Get 〔オーラ増加〕〔覇導拳〕〔龍王滅波〕>

<Tearのレベルが上がりました 55→57 

 Get 〔嵐龍〕〔エメラルドシュート〕〔風神連技 流鷹〕>

<Bellのレベルが上がりました 52→54

 Get 〔ゴットブレス〕〔エンジェルヒール〕〔コメットライト〕>

<Roarのレベルが上がりました66→67

 Get 〔スラッシュナイン〕>


「おおー、レベルアップだ。」「かなりの数がいたからな……。」「2レベルも上がるなんて、すごいわね……」「やりました、レベルアップです!」「わーーーすごーい!」

さっき言った通りかなりの、(数にしたら500はくだらないと思う)がいたのだろう。これが魔王の仕向けた兵隊なのかは知らないが。

あのモンスター達のおかげでこちらはレベルが上がったのでラッキーだな。50を超えた瞬間からレベルは格段に上げづらくなるからな。


〜十分後〜


「フウ……それにしてもまだ着かないんでしょうか。」ベルはぺたりと座り込み息を吐く。いくら、肉体的には疲労が無いとはいえ、精神は違う。精神まではさすがにMAOでもコントロールできない。だが、

「いや、そういう訳でもなさそうだ。もう森を抜けたし、なによりほら、あそこを見てみろ。」「わ……見てるだけで嫌な空気が漂ってるのがわかりますね。」

 それは、大きな洞窟のダンジョンだった。それだけなら普通のダンジョンだと言い張ることもできるが、周りにはびっしりと美しくもおぞましい装飾が描かれ、取り付けられている。

「……なんていうか水生生物がいそうな洞窟ね……」「触手モンスターに捕まっても助けないけどね!!」

イヤそうな顔をするティとは対照的に軽く嫌らしい笑みのロア。その言葉に触発され、思わずティアの捕まったシーンを想像する。………ッハ!危ない危ない、このゲームが血を流すシステムを搭載してなくて本当によかった。もしあったら鼻から赤いものがこぼれるていただろう。

「ナハトさんは私を助けてくれますよね……?」「Aye,当たり前だ。というかそんなものが君の近くにくる前に僕が潰すから、安心しろ。」「ナハトさん………!!」


「さて、休憩は終わりだ。行くぞ。」「オゥ!」「ハイ!」「もちろん!」「ガンバッテ!」

僕のかけ声に三人(+1人)は元気よく返事をする。さて、魔王退治としゃれ込むか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ