人魚姫(物理型)
魔女っ「ボクと契約して魔法少女になってよ!」
人魚姫「は?」
魔女っ「げふんげふん。この契約書にサインすると、声と引き換えに生足が生えるのさ」
人魚姫「いらない」
魔女っ「いいのかい、王子様と結婚できなくても」
人魚姫「じゃあ地上に行ってくるね」
魔女っ「んんんんん? だから契約して足を生や...あー行っちゃったよ」
砂浜。
丘に上がったイルカウーマン。
人魚姫「とうっ!」
王子様「うわっ、なんだあれは」
運命の出会い。珍獣を見る目。そしてイルカ足で突っ立っている人魚姫。
人魚姫「じゃあ私、何か狩って来るから。じゃあね」
王子様「え、怖い」
ぴょんぴょんと森へ行く人魚姫。5分後ドラゴンの断末魔。
ワイバーンの尻尾を引きずる人魚姫。
人魚姫「どうもー、失礼しまーす」
王子様「うわぁ...」
もはや結婚する未来は潰えた。
翌日、街へ出かけた人魚姫。もちろん民衆は悲鳴。警察沙汰。応急の騎士団が駆けつける始末。
人魚姫「バトルしようぜ!」
騎士「おうっ!」
人魚姫のジェットパンチで騎士たちは100メートルくらいぶっ飛んでしまう。
人魚姫「はい私の勝ち」
騎士「まーけーたー」
ビール持った冒険者どもがキャーキャー騒いでいましたとさ。
ある時、熊が出現した。
熊がレッドドラゴンを倒して生態系がぶっ壊れてしまったのだ。
そして強者を求めて城下町までやってきた熊。
城壁をぶん殴り続ける。げしげしげし。
王子様「助けて人魚姫ー」
すると海からバイクが浮上した! もちろん人魚姫号だ。
人魚姫「...」
ブォンブォンブォンブォン
時速100キロ超え走行。森を抜け、崖を飛び超え、城下町。
バイクは乗り捨て熊へダイレクトアタック
人魚姫「マーメイドクロー!」
熊「ぶぉっ」
熊は右腕でガード。反撃のベアクロー。人魚姫に92ダメージ
人魚姫:115/207
熊 :247/247
人魚姫「くっ、先手を取られた」
熊「ぐるルルル」
両者必死のにらみ合い。体力では人魚姫が不利。ここからどう巻き返すのか
人魚姫「...一撃で仕留める。そのためのチャージ」
人魚姫、水の呼吸でちからをためる。次のダメージが2.5倍だ!
熊はベアクロー。人魚姫に91ダメージ
人魚姫: 24/207
熊 :247/247
人魚姫「...」
熊「...」
再びにらみ合い。熊は防御態勢をとっている。
人魚姫「ジェットパンチ決めたいが、ガードされたら私が死ぬ。チャンスを待ち続けるんだ」
熊「グルルルル...」
両手でガードしながらジャブを打つ熊。
回避に徹する人魚姫。
そして見守る王子様と騎士、槍を持った冒険者たち。
熊「シュッシュッ」
人魚姫「...」
熊「シュッシュッ」
人魚姫「...」
まだ隙を見せない熊。
熊「シュッシュッシュッ」
人魚姫「...」
熊「シュッシュッ」
人魚姫「...」
熊「シュッ」
人魚姫「...」
熊「...」
人魚姫「...」
熊「...」
人魚姫「...」
熊「クマァァァァァァ!」
防御を解いてベアクローの構え!
人魚姫「この時を待っていた」
ジェットパンチ! 382ダメージ!
人魚姫: 24/207
熊 : 0/247
熊「ぐふっ」
人魚姫「ウィーアーザ・チャンピオン!」
みんな「「「「「ふぉおおおおおおおおおおおおおお」」」」」
危機は去った!
人魚姫は王子様からチャンピオンベルトを進呈されましたとさ!
めでたし めでたし