魔法の実践
次の日、朝ご飯を食べた僕と舞は魔法の練習のため、森へ向かった。ちなみに朝ご飯は昨日のシチューの残りとパンだった。
「転送魔法は使わないの?」
「まぁ、体力作りのためだね」
舞は昨日渡した魔導者をずっと持っている。
「さぁてと、練習は実践が一番だからね、本でよんだことやってみようか」
「確か、初歩的な魔法は炎魔法だっけ」
「そそ、とにかく魔力を動かしまくって熱を発生させるんだ」
炎魔法は熱を使った魔法だ。熱を発生させる原理は摩擦を使ったもの。空気中の魔力をとにかく動かしまくり摩擦による熱を発生させる。
「その魔力を操るができる自信ないんだけど」
「空気中にあると思ってそれを操るイメージでやってみな。」
「そんなんでいいの、、、?」
困惑しながらやってみる舞だったが、、、
普通にできた。
「こ、これでいいの?」
「うん。ただ、普通できるようになるのに1週間はかかるんだけどな、、、」
「華師刃はどのくらいかかったの?」
「5分」
「私と同じじゃん」
「天才は僕だけだと思ったのに」
「どんまい」
「・・・とりあえず、他の魔法もやってみようか」
その後、いろんな基本魔法を教えたが、全部できてしまった、、、。
「お帰りあんた達!遅かったじゃない!」
気づいたら昼の時間になっていたので、家に帰ってきた。
「そうだぞ!お父さん、腹減って死にそうだったんだからな!」
父が便乗するように話した。
「あんたもいまさっき上から降りてきたから人のこと言えないよ!」
「・・・すいません」
と、いつものように叱られる父。そんな父に舞の魔法の実力を伝えた。
「なぁ、お父さん。舞が僕と同じくらい魔法の才能あるんだけど。」
「何!?じゃあお父さんと勝負してみるか!?」
「アンタはそうやってすぐ戦おうとしない!」
「スイマセン」
母に叱られる父を見ていると本当に村一番の魔法使いなのか、疑ってしまう。
そういえば、舞の親は見つかったのだろうか。
「そういえば舞の親は見つかりそう?」
そう聞くと、父が、
「周辺の村にも連絡をとってみてるが、行方不明の子はいないらしいよ。」
「そうなのかい、、、よし、舞ちゃん!あんたこの家の子にならないかい?」
そう突然母は聞き、僕と父、もちろん舞は
「えっ?」
と、思考が一瞬停止するのだった、、、
キャラクター設定
名前:華師刃
年齢:10才
特技:魔法
スキル:止眼
名前:舞
年齢:???
特技:???
スキル:???