新たな家族
話の量は短いので気軽に読んでくださいね~
「いってきまーす」
いつものように魔導書を持ち、森へ向かう。
「昼ごはんまでには帰ってきてねー」
「はーい!」
森へ向かうには村の中心を通る必要がある。そのため、村の人たちと会話してから森に向かう。
「今日も魔法の練習か!頑張れよ!華師刃!」
図書館の管理をしている男性から声をかけられた
「うん!」
「今日で300日目か!10才なのにそんな努力してすごいねぇ!」
八百屋のおばさんが声をかけてくれる
「いや1回だけさぼったから134日だよ」
「あらやだ、毎日行っているものかと思っていたよ」
そんなこんなで森へ向かう。
「さぁてと、今日はもう少し奥まで行こうかな」
練習する場所は気分次第で変えている。
今日は風を操る魔法を練習する。今は半径10Mまで操れるのでもっと遠くまで操れるようになりたい。
奥まで歩いていると、人が倒れていた。僕と同じくらいの年の女の子だ。
「え~と、大丈夫?」
背中をたたきながら声をかけた。
「う、う~ん?」
起きた。
「ここは・・・どこ・・・?」
「ここは須玖村だよ?君は・・・同じ村の子?」
「私は・・・え~と・・・」
「・・・いったん僕の家来る?」
「あ・・・うん」
「分かった。じゃあゲート開くね」
そうして僕は転送用のゲート魔法を開いた。
そう、僕は転送魔法が使える。上級魔法らしいがなぜか使えた。「使えたらいいな~」と思いながら練習したらできてしまったのだ。ほかにもそのような魔法もある。
家の付近に転送した
「ついたよ~」
「あれ?さっきまで森にいたのに・・・」
「転送魔法つかったからね、一瞬で移動できるよ!」
「す、すごい。私も使ってみたい・・・」
「きっと練習すればできるよー」
そんなこんなで家の前に来た
「ただいまー」
「おかえりー、早くない・・・あれ?その隣の子は?」
母が扉を開けてくれて、当然のような疑問を出してきた。
「なんか森で迷子になっていたから連れてきた」
「そうかい、まぁ一緒に昼ご飯でも食べる?ていうか食べていきな!」
「え?あ、はい・・・」
そして半強制・・・いや強制的に連れていかれる女の子であった・・・。
「それで、見た感じこの村の住民ではなさそうだけれども。どこからの来たんだい?」
母が聴いていた。
「え~と、覚えてないんです・・・」
「あら、じゃあ名前はなんていうんだい?」
「舞・・・といいます・・・」
「舞ちゃんね!じゃあ親を探そうと思ったんだけれども・・・どうしようかね・・・」
そんな感じで考えていると、階段から足音がした
「おいまだ昼飯の時間じゃないのになんでもう匂いがする・・・華師刃の彼女か!?」
「あんたは黙ってな!」
匂いに釣られ、仕事をしていた父が階段から降りてきて、なんか勘違いしていた。父はしょんぼりしていた。
「よし!とりあえず親が見つかるまではここに住みな!」
「・・・え?」
母は突然そう言いだした。
「部屋も一つ余ってるんだし。うんそうしな!」
「あ、ありがとうございます」
「あのちょっと、僕らの意見も・・・」
「なんだい、じゃあ見捨てろというのかい?」
「いやそうじゃないんだが・・・」
さすが母、やはり家庭内の権力が一番高いだけある。
こうして家族が増えたのであった・・・
キャラクター設定
名前:華師刃
年齢:10才
特技:魔法
スキル:???
名前:舞
年齢:???
特技:???
スキル:???