表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んだ本の感想  作者: O馬鹿者
5/20

ヘミングウェイ/大久保康雄訳「ヘミングウェイ短編集(二)」

 ヘミングウェイは「老人と海」に挑戦したことがあるのですが、途中で挫折してしまって、まだちゃんと読んだことのある作品がありませんでした。今回祖母の家から持ってきた本を消化する作業をしていて、その中にこの「ヘミングウェイ短編集(二)」があったので読んでみることにしました。

 外国の本を読んでいて思うことなのですが、自分は翻訳された文章というのは無機質な感じがして苦手です。「老人と海」を挫折したのも同じ理由で、読んでいて何となく文章のリズムに単調なものを感じて飽きてしまった記憶があります。外国の小説をあまり読みなれていないせいもあると思いますが、やはり日本の小説を読んでいると文章に血が通っているような安心感を覚えます。

 ヘミングウェイの文章というのは独特なものらしく、解説にもその点は触れられていたのですが、自分自身外国の小説を読んだ経験が少ないので、その辺のことは比べるのが難しく感じました。ネットで調べてみると、ヘミングウェイの文体は客観的で簡潔な文章で、ハードボイルドに入るらしいのですが、確かに緊迫しているシーンでは主観的な視点が少ない分スピード感が出ているような気がしました。この辺は小説を書く上でも勉強になるなと、読みながら感じました。

 最後に載っていた「フランシス・マコーマーの短い幸福な生涯」はけっこう勢いよく読むことができたのですが、全体的に読んでいてテーマが分かりにくい作品が多いような気がしました。ただ今回は途中で挫折せずに最後まで読めたので、とりあえずよかったです。

 「ヘミングウェイ短編集(一)」のほうも機会があったら挑戦してみたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ