ろーざねーら(八歳)
TSロリっていいよね
TSロリっていいよね
TSロリっていいよね
どうもです。更新です。
盛大な寝落ちをかましたせいでこの時間になってしまいました。
文量は今後もこのくらいで行けたらと思っています。
それでは、どうぞ。
不機嫌、というより『子供かんしゃく』と表現するのが適切な表情……具体的に言えば、ほっぺたを膨らませながら、若干涙目でこっちを睨むローザネーラ(八歳)。
やだ可愛い……じゃなくて、えっと、まずは確認……だよな?
「むぅ~~!」
「……ええっと、ローザネーラ……で、いいんだよね?」
「そうよ!! ワタシがローザネーラよ!」
「俺に首ちょんぱされた?」
「くびっ……!! え、ええ……そうよ? で、でも、あんたのことなんて、ぜんぜん、こわくないんだからね!!!」
あっ、記憶もあるみたいですね。そして最後の一撃がトラウマになっているらしい。すっげぇ強がってるけど、深紅がうっるうるですよ、ローザネーラちゃん。
・は? 可愛いんだが?
・オイオイオイ最高かよ
・強がる幼女、困惑するメスガキ
・絵面がてぇてぇすぎる……
・アルカディアはここにあった……
・昨日の悪いお姉さん感は何処に?? それはそれとして幼女ひゃっほう!!
コメントは……うん、ちょっと放っておこう。ローザネーラの可愛さに頭をやられている。
それにしても……と、ローザネーラ(八歳)の姿をまじまじと見つめた。
藍色の髪はセミロング。気の強そうな瞳は利発そうな子供、といった印象を受ける。
妖艶さを振りまいていた美貌は、その片鱗を残しつつも幼く可愛らしいものに。豊満に実っていた肢体は、見事なまでに『つるーんすとーんぺたーん』な幼児ボディになっていた。
身に着けているのは漆黒のドレス……なのだが、フリルが増えていたりワンポイントでリボンが付いていたりと、全体的に可愛らしい感じに。スカートはミニ丈だし頭にヘッドドレスとか乗ってるし、お人形さん感がすごい。
肩を出しているのも腕が露出しているのもそのままだが、いかがわしさは銀河の彼方におさらばしている。可愛さ極振りだった。
背中の翼もずいぶんと可愛らしいサイズになってるし……総評、『可愛い』。以上。
いや、異常だよ。異常事態だよ。何がこうなって、こんな有様になってしまったんだ。ビフォーアフターもびっくりだよ。
そんな風にじろじろと観察を続けていると、ローザネーラは警戒を強めた表情で自身の身体を抱きしめつつ、すぅーっと俺から距離を取った。
え、なにその不審者対応。素直に傷つくんだけど。
「……なによ、さっきからジロジロみて。ワタシのよーえんさに、きがふれちゃったのかしら?」
「……妖艶?」
あれ? この反応……もしや、ローザネーラ(八歳)……。
「なぁ、ローザネーラ」
「なによ」
「もしかして、気付いてない?」
「なんのこと?」
「ちっちゃくなってること」
そう俺が口にした後の反応は、劇的だった。
まず、『何を言ってるのかしらこのお馬鹿さんは?』みたいな目で見られ。
次に、すっと視線を自分の身体に向け、『……? ……ッ!? ッ!!??』と表情をころころ変え。
そして、バタバタと全身を視界に収め、『そんな……』と見事な愕然顔を披露し……。
最終的に、目じりに浮いた涙がきらりと宙を舞う勢いで、滅茶苦茶恨めしそうな視線でこちらを睨みつけてきた。いや、なんで俺を見るし。
「い、いったいワタシになにをしたの!!?」
「まって、まったく身に覚えがないんですけどぉ!?」
あっ、やっぱり自分が縮んでいることに気付いてなかったんですね……いやだから、なんで俺のせいなんだよ。
「あんたいがいに、ワタシをどうこうできるやつはいないでしょ!?」
「それはそうだが……いや、本当にわからないんだよ。俺はただ、お前を召喚しただけだし……」
「じゃあなんで、ワタシの【万華鏡の舞台役者】がとけてるのよっ!」
なんだそのけったいな名前の魔法……魔法だよな? は。
ええと、カレイドスコープはそのまま万華鏡。ペルソナは、もう一人の自分とかそういう意味だったっけ?
万華鏡……もう一人の自分……姿の変化……変身魔法か何かかな?
つまり、ローザネーラのあの大人形態は、その魔法で変身した姿というわけで……。
要するに、今の姿こそが、ローザネーラの真の姿なのか。
戦っている最中に、いくら何でも煽り耐性なさすぎ……とは思ったが、マジで子供だったとは。
……というか、俺、こんなちんまい女の子相手にクソみたいな煽りとか首ちょんぱしたの? あ、ヤバい。自覚したら物凄い罪悪感が……うごごごご。
「なぁ、ローザネーラ」
「なによ!! いいからワタシになにをしたのかいいなさいよ!!」
「とりあえず、土下座した方がいいか?」
「いったいなんのはなしをしているのよー!!」
「いや知らなかったとはいえ、子供相手に色々と酷いことしちゃったなぁ、と」
「はぁ!? ワタシはこどもじゃないわよ! ……それに!」
怒り心頭、といった様子でローザネーラは俺に向かってびしり、と指を突き付けてきた。
「あんなひきょうなの、むこうよむこう!! ワタシのちからがあれば、あなたなんてほんとうはひとひねりだったんだからねっ!」
「えぇ……挑発に乗ったのはそっちじゃん……」
「それはかんけいないでしょ!」
ふんっ、とそっぽを向くローザネーラ。ぷっくりと膨らんだ頬が、「ワタシおこってるんだからねっ!」と主張していた。
この癇癪っぷり……もう完全に子供だな。昨日のボスに相応しい貫禄は何処に行ったのかと聞きたい。
待てよ? ということは、昨日の大人っぽい雰囲気もただ単に背伸びしていただけ……ヤバい。そう考えると、滅茶苦茶微笑ましい……っ!
ローザネーラを見つめる視線がどうしても生温かい物になってしまう。可愛いなぁ……頭撫でちゃダメかなぁ……駄目だろうなぁ。
ぷんすか怒っている今の姿と昨日の姿が重なり、そのギャップに思わず笑みがこぼれてしまった。
あっ、やべ。と思った時にはすでに遅く、笑われたのに気づいたローザネーラがこちらに詰め寄ってくる。
「ちょっと、なにわらってるのよ!」
「いや、なんというか……可愛いなって思って?」
「なっ……! バカにしてー!」
「馬鹿にしてるわけじゃないよ。ただ純粋に、そう思っただけ」
「むぅ……ふんっ、ならいいわよ」
ほっ、どうやら許してくれたみたいだ。よかったよかった。
……あっ、そういえばコメントをほったらかしにしてたけど……みんな、どんな反応してるんだろう?
・……はっ!
・やべぇ、普通に見入ってた
・……(尊死)
・ここが……エデンか……
・おぉ……神よ……
・美幼女同士のいちゃらぶとか完全に俺得です本当にありがとうございましたぁ!!
・か み か い
・いろいろと気になることもあるけど、もう全部どうでもよくなったわ
・この尊さは万病に効く
・持病の喘息が治ったわ
・これは切り抜き待ったなし
……うん、もう少し放っておこうか!
読んでいただき誠にありがとうございます。
ブックマ、感想、評価などをいただけて大変喜ばしく思います。
それではまた明日お会いしましょう。
ではでは。




