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プロローグ
その日、彼の世界は崩壊した。
代り映えのしない毎日を送り、安寧を享受していた彼にとある運命が降りかかったのだ。
その運命とは、ある崩壊した世界を救うというものだった。
平穏を望む彼だが、平穏を望む彼だからこそ、その運命に立ち向かう。
何よりも平穏を求め、何よりも友人を、友情を優先する彼だからこそ立ち向かったのだ。
地球には実在しない「魔法」による発展をしてきたその世界に放り込まれて、彼が一体どうなるかは想像しがたい。
が、彼の持つ唯一の特性はその世界での、彼の人生の道しるべとなってくれるだろう。
前置きはここで終わりにして、いよいよ彼の物語を始めるとしよう。
いったい彼はどんな物語を紡いでいくのか、それは私にも分からない。
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