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白衣の天使  作者: レムス
55/110

第24話 思い出のアルバム①

・・・



20分位であろうか、カトレアが話し終わるまでの間、ジッと目をつむりカトレアの言葉に耳を傾けていた。


そして静かに目を開き、カトレアを見つめ口を開いたのである。


「信じられないお話ですが、作り話ではないのですね?」


ごく自然な返事であろう。信じる方がおかしいくらいである。


いきなり触れた人の将来が見えるだの、黒い影だの・・・


けれどカトレアの真剣な表情から、嘘を言っていると思えないセシルは


「・・・分かりました。あなたの話を信じます。」


その言葉にカトレアがそっと頭を下げる。


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