表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白衣の天使  作者: レムス
31/110

第15話 互いの気持ちの違い②

ところで、ニックとはどこで知り合ったの?」


喉の奥に引っかかっていた疑問である。気付かれないよう、横目でマリアの様子を伺った。


「・・・えっ?何か言った??」


ドライヤーの音で聞き取れなかったのか、カトレアはもう一度少し大きめの声で言い直すと


「学生時代の後輩。あまり親しくなかったのだけど、怪我をして私の勤めている病院に来たときに再会したのよ。」


照れた様な表情を浮かべながら、冷蔵庫からミルクを取り出し、コップに入れずそのまま飲みだしている。


「彼と居ると、不思議と運命的な何かを感じるの。」


髪をかき上げ、同性のカトレアから見ても、本当に素敵な恋をする女性のマリアがそこにはいた。


心配することはないのかも知れない。そんなマリアに少しホッとし、


「パパが聞いたら拗ねるわね。」


二人の天使は微笑み、今日は眠ることにしたのであった。


やはりカトレアはマリアにニックの母親のことを聞くことができないままで・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ