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白衣の天使  作者: レムス
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第13話 いつもと違う朝②

・・・


食べ終わり、食器を片付けていると、マリアがテーブルの隅に置いてある腕時計を見つけた。


「あら、これニックのだわ。昨日忘れていったのね。」


そう言ってテーブルに戻し


「また取りに来るように言っておくわ。」


チラッと時計を見て、少し急いだ様子で玄関に向かっていったマリアに


「おい!もう行くのか?」


ロイドはパンをほおばりマリアを追いかけた。


「行ってきます。」


「行ってくるよ。」


戦争のようないつもの朝が去って行き、いつものようにカトレアは洗濯や掃除を始めた。


ようやく一段落して時計を見ると12時を指していた。


カトレアは休む暇なく昼食の準備。作り終わったのは約10分くらい。それをテーブルに並べ、数時間ぶりにカトレアは腰を下ろしたのである。


同じような毎日の繰り返しだったがカトレアは満足していた。


けれどもそんな毎日も今日だけは違ったのだ。


そう、忘れていった腕時計を取りに再びニックがやってくるまでは・・・。


それは丁度、カトレアが昼食を食べ終わった頃、ジリリリン!ど玄関のチャイムと共にやってきた。


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