春休みと初登校
ついに孝介登場です。誤字脱字、ほしい能力等ありましたら教えてください。
春、それは桜が舞い散る季節。ここは富士見孝介の部屋。7畳ほどの部屋である。そんなところで彼は思う。
超能力なんて消えればいいのに…。超能力があるから犯罪者が増えるんだ。サイコキネシス達だってなくなればいいのに…。
は?あんた主人公だよな。富士見孝介だよな。思ってたのと違う!とみなさんはたぶん突っ込まれるでしょう。
しかし彼が富士見孝介。超能力を嫌うぼっちなこれから高1になる人です。
今は春休み。だからこそ彼は1日中家でゴロゴロしているのだが。蝶野高校のU科。そこに今度彼は行くことになる。U科は、UR以上の超能力を持っている集団がいける特別クラス。彼は今後エリート人生を歩んでいく(?)はずだ…。
エリートたちの能力には、{地雷 UR}{臥龍転生 EX}{改造 UR}などなどとみな一癖も二癖もあるのですよ。まぁ、その能力を持つ方々にもいずれ登場していただきましょう。
でも、透視とかばれなきゃよくね。と思う方も多いが彼曰く、
「1度やってみたが、胸が脂肪の塊ってわかってから嫌になった。発動と解除以外コントロールできないから臓器や脳ミソまで見える。人体模型いらないよな。としか最近思えない。それでも欲しいってやつがいたらあげたい」
・・・だそうです。sss+の場合見えすぎてしまうんですよね。
そう思うとちょっと…。と思われれば幸いですが、小さいころ彼はゲーム機や某ネズミと夢のテーマパークの着ぐるみの中の人を気になってみてしまい、夢の場所で夢を壊されたのだ…。悲しいですね。
そうこうやっているうちに、春休みもいつの間にか過ぎてしまいました。彼の優雅な生活は終わりを迎えたのです。それなら入学ですね。
「行ってきます」
「行ってらっしゃ~い。あ、忘れ物ない?」
「ないよ。ありがとな、母さん」
彼が今会話したのは、母親の富士見怜子です。所持能力は、{洗濯}と{テレパシーs+}です。二人ともテレパシーが使えるのに、なぜ使わないかというと母親が家でテレパシーを使わないこと、と決めたからなんです。ちなみに起こると世界一怖いらしいですよ。歳は、38とまだ若く(?)、富士見屋という大衆食堂の女将です。
真新しいブレザーに身を包み、7時50分に家を出て、雨井神宮でお祈りしてから着きました学校。でも、テレポートで来たから、8時なんですけどね…。30分も暇という状況に彼は陥ってしまったのです。
ドンマイ!
ガラガラと音を立てて、入った1年1組U科の教室。誰もいない40組の机といすが並んでいます。ワックスがかけられたばかりの床が、朝日が反射してきれいに光っています。男子20人、女子20人のクラスで、孝介の出席番号は、15番ですね。
カラカラ
そんな音を立てて、一人の女子が入ってきました。元来コミュ障で、家族と店員と二次元以外ほとんど人と関わらない春休みを送った孝介にとってピンチの到来でございます。
謎の女子登場により孝介ピンチ(?)に!彼女は、メインヒロインとなるんでしょうか?