登場 蜘蛛糸八土
どうも、natakuです。今回短いですが勘弁してください。ではでは、また1時間後に会いましょう。
「ちわーっす!遅れてすみませんでした!」
そう言って、店に入ってきたのは、蜘蛛糸八土というバイト。俺はエイトと呼び捨てにしている。大学3年で、ここでバイトをしている。こいつには、妹と弟が4人いてそいつら全員のためにバイトしているそうだ。
「遅い!これを1番テーブル、D定は4番テーブルに!」
「わっかりました!」
「ねぇ、年上の人こき使っていいの?」
夜祇沼が聞いてきた。
「いいんだよ。あいつには、貸しがある」
「貸し?」
「あぁ、雨井富士見家にな」
「どゆこと?」
俺は、厨房に戻ってきたエイトに対して、
「あのこと簡潔に話していいか?」
「・・・いいですよ。ただし、」
「ああ、弟たちへのお土産はちゃんと用意しとくよ」
そういうと、エイトは顔をぱっと輝かせてお礼を言ってきた。
「あいつの弟たちが、エネミーにつかまったとこを救出してやった。それだけだ」
「あ、それもそうなんだけど、私は、雨井富士見ってどゆことって聞きた」
「ノーコメント。あと、いつまでも居座られっとほかの客に迷惑かけるから、帰ってくれ」
体よく彼女らを追い払い、俺は思った。|この一族(富士見家)というものの強大な力は、むやみやたらに使ってはいけない。俺がこの力を使っているのは、空勝とエイトのみ。
はぁ。ため息はつきたくはないんだがな…。