結婚
美樹と連絡が途絶えてから丸三年の月日が流れた。 未だ、私は、本屋に勤めていた。
ある日、本屋に美樹の母親が現われたのである。
私に声を掛けてきた。
『まだ、働いてあるんだ。』私はうなずき、『美樹は、今、どうしてるんですか?』と聞いたら、母親は、『美樹は結婚したよ!』
ええぇ!新事実である。 私は『どんな人と結婚したんですか?』
『39の人とだよ。』と言い捨て本を買い店を後にしてしまった美樹の母。
私の仕事場でも歳のさ結婚をした子がいたため、最近の流行り?と思いつつ。 その時は、美樹と連絡取る気にはならないでいた。 私は、美樹は、きっと結婚をして幸せに暮しているんだと思っていたからである。
私も、本屋で、新しい出逢いが有り。
友達も他に出来たからかもしれない…。
だから、自分の中で金融会社の事や美樹が自己破産した事も全て受け入れてくれた男が現れて幸せなったのだと思いたかったのである。
私は、私で、仕事に追われていたし、美樹は、男が絡むとすべて何もかもが物事の分別が聞かなくなるため関わりたくなかった。
逢ってない期間の間に、美樹は、もっとせこくなり、男にのめり込み、嘘つきの金の亡者になってようとは予想だにしていなかった。私は父親も母親もいて我が儘いっぱいに育ち、男に依存したり、金を人から借りまくったり、金銭トラブルを起こすようなタイプではないからだ。
詳しくは次号明らかになる。