第一部までの登場人物紹介
[乗り手とユニコーン 早見表]
○ セスシス・ハーレイシー ◇ アー
○ タナ・ユーカー ◇ イェル
○ ナオミ・シャイズアル ◇ エフ
○ ノンナ・アルバイ ◇ オー
○ ハーニェ・グウェルトン ◇ ゲー
○ マイアン・バレイ ◇ シチャー
○ クゥデリア・サーマウ ◇ エリ
○ ミィナ・ユーカー ◇ ベー
○ アオ・グランズ ◇ ハー
○ キルコ・プール ◇ ヴェー
○ シャーレ・テレワトロ ◇ 不明
○ ムーラ・ラゼットラ ◇ 不明
○ オオタネア・ザン ◇ ゼー
○ アンズ・ヴルト ◇ 不明
○ アラナ・ボン ◇ カー
○ エイミー・ドヴァ ◇ テー
○ モミ ◇ ウー
[登場人物 紹介]
○ セスシス・ハーレイシー
本編の主人公。外見年齢、十七歳ぐらい。体感年齢二十七歳ぐらい。黒髪、わりといい男、背はそれほど高くない。
十年近く〈聖獣の森〉で、西方鎮守聖士女騎士団で戦って戻ってきたユニコーンたちの世話をしていた。その後、オオタネアに招聘され、〈騎士の森〉で教導騎士としての任につく。
基本的に仕事には真面目に取り組み、さぼることはあまりない。
趣味は、警護役達との飲み会。
愛称は「セシィ」。
特技は、馬の世話、雑用、お菓子の買い出し、特攻、利き酒。
弱点 カナブン
武装は〈妖帝国〉時代に手に入れた魔導鎧〈阿修羅〉。バイロン国王より下賜され〈猛蛇鉄〉と〈瑪瑙砕き〉も使う。
陸理明ワールドの男主人公パターン1らしく、ヒロインよりも戦闘力がないうえ、泣くわ喚くわ、すぐに凹むわ、グズグズとするわ、わりと面倒くさい。
ボケに対して頑張ってツッコむ姿は、スキンゴレムズの空二よりは大人。
〔西方鎮守聖士女騎士団 十三期〕
○ タナ・ユーカー
十三期のリーダー格。十六歳。なんでもできると呼ばれる万能娘。両利きで、どちらでも剣が使える。貴族の令嬢であり、たまに興奮するとその当時に戻る。
わりと家の色である赤を好む。
愛剣は、〈月水〉〈陽火〉の魔剣。魔導がこもっているので、セシィも殺せる。
十三期では最強。ただし、シチュエーションによっては、キルコをはじめたとした他の面子にも負けることがある。
劇中、もっともセシィにモーションをかけまくっているが、妹扱いされているのでビミョー。
胸は大きくない(ミィナ談)。太腿はムチムチらしい(アー談)。
教導騎士のことはオオタネア以外でただ一人だけ「セシィ」と呼ぶ。
セルフパロディーである「行け、私立一角女子学園っ!」では失言の多いアホの子扱いとなっている。
※ 第1,2,3,4,5,7,8,9話に登場。メインは第1,2,3,4,5,9話。
○ ナオミ・シャイズアル
十三期の参謀。十六歳。騎士養成所時代からのタナのルームメイト。みんなの母さん。というか、タナのおかん。貧乏な大家族を養っている大黒柱。給金全部を家族に送ってしまい、逆に迷惑がられたりする。
沈着冷静で頭脳明晰。青色を好む。
努力家で涙を流すことを極端に嫌う。
槍と弓を得意として、受けに回った時の防御力は十三期でもトップ。
基本的に貧乏くじを引きやすい。
教導騎士のことは、「騎士セスシス」と呼ぶ。〈雷霧〉戦後、「セスシス」に変更。
尻が大きいらしいことは、相方のエフが主張している。
※ 第2,3,5,8,9話に登場。メインは第3,5,8,9話。
○ ノンナ・アルバイ
十三期の隊長。十七歳。最年長。
胸が一番大きい(マイアンとどちらが大きいか雌雄を決する気はない)。
耳がよく、普通に絶対音感があるだけでなく、ゆらぎを聞き分けられるある意味高性能すぎる能力の持ち主。
劇中、わりとセシィにアタックしているが、混乱しやすいだけと思われている。
歌と楽器演奏が特技。
部隊のことをいつも気にかけて、周囲の変化についても気を配りまくる優秀な調整役でもある。
実力も高く、トータルでの成績はタナ・ナオミに次ぐ。
教導騎士のことは「騎士ハーレイシー」と呼ぶ。
セルフパロディーである「行け、私立一角女子学園っ!」では生徒会長を勤める。
※ 第1,2,3,7,9話に登場。メインは第2,7,9話。
○ ハーニェ・グウェルトン
タナの右腕。十六歳。呼称が「俺」。だけど、クゥ以外はちゃん付けが多い。
容姿は普通。
山奥の狩人の出なので、しゃべるのは苦手。ただし、叫び声の大きさは作中二位。
戦場において労を惜しまない汗かき役で、様々なタスクをこなし続ける。
もっとも、主要な仕事はタナのフォローであり、天才型のタナにとって得難い相棒となっている。
その代わり、抜きん出た能力がなく、当初は次点扱いとして十三期には選ばれていなかった。
最近は戦闘斧をオオタネアに習い、習熟している。
教導騎士のことは、「教導騎士」と呼ぶ。
※ 第3,4,7,8,9話に登場。メインは第3,4,7,9話。
○ マイアン・バレイ
僧兵の一人娘。一人称は拙僧。ちょっと狙いすぎ。褐色の肌と金髪、しかも巨乳なんだが、真面目なことしか話さないので読者の食付きが悪い。
体術と格闘術では、十三期随一。
エースとしてタナと並ぶ双璧。
基礎の文化的教養は高いが、騎士としての座学はかなり悪い。
大局を見渡せないところがあるようだ。
酒好き。宴会好き。
教導騎士のことは「セスシスさん」と呼ぶ。
※ 第3,4,5,8,9,10話に登場。メインは第3,4,5,8,9,10話。
○ クゥデリア・サーマウ
東方の馬を育てる地方の領主の娘。通称、クゥ。吃る癖がある。
二本の三つ編みをして、伏し目がちな美少女ではある。文学少女っぽいが本なんかはまったく読まない。
馬術の巧さでは騎士団随一。歴代でも、彼女に並ぶものはいない。その点にだけは絶対の自信を持っており、揺らぐことはない。
戦闘シーンでの安定さは並ぶものがなく、たまに省略したくなるぐらいに無敵。
しかし、それ以外では自分を主張することができないので、騎士団での発言力は最下位に近い。
教導騎士のことは「ハーレイシー様」と呼ぶ。
※ 第2,3,5,7,9話に登場。メインは第2,5,7,9話。
○ ミィナ・ユーカー
十五歳。最年少。入団時はまだ十四歳だった。ボクっ娘。
騎馬の最高速度を出すことに関しては、騎士団随一。馬上槍の最強の使い手ではある。
当初は騎士達の中心にする予定だったが、どういうわけか使いどころが限られてしまい出番が少なくなった。
詩を作るのが好き。
教導騎士のことを「セスシス殿」と呼ぶ。
七話でセシィにプロポーズしてみたが、いきなりスルーされた。
※ 第2,3,5,7,9話に登場。メインは第2,5,7,9話。
○ アオ・グランズ
十五歳。眼がいい。語尾に「ッス」をつける。キルコの親友。
基本的に子供。度胸はいい。
飛んでくる矢を叩き落とす〈矢払い〉を得意とする。
教導騎士のことは「セスシスくん」と呼ぶ。
意外とクールないくさ人。
ゲームの達人。
※ 第7,9話に登場。メインは第7,9話。
○ キルコ・プール
十五歳。毒舌。短く区切った喋り方をする。
実力は下から数えたほうが早いレベル。ただし、得意の手裏剣術を解禁すると、けっこうやばい敵になる。実戦向け(主に対人)。
絵を描くのが得意。騎士団の販売するグッズのイラストはたいていキルコの作。
資産家の令嬢で、実は死にたがりの自殺志願者だったが、セシィを見て少しだけ考えを改める。
教導騎士のことは「先生」と呼ぶ。
セシィにわりと懐いている。
※ 第7,9話に登場。メインは第7,9話。
○ ムーラ・ラゼットラ
十七歳。バンダナを巻いた赤髪がトレードマーク。
ビブロンに近い村の出身の元左官屋の娘。
建物や陣地作成において非凡な能力を持つ。
素朴で陽気、勇気や情にあつい気立てのいい女の子
※ 第9話に登場。メインは第9話。
○ シャーレ・テレワトロ
十八歳。丸い髪型の少女。〈赤鐘の王国〉の出身、難民となっていた。
母国を滅ぼした〈雷霧〉を憎んでいたが、西方鎮守聖士女騎士団にいることで落ち着いていく。
弓による長距離狙撃では、十三期でトップ。先輩たちにも負けない。
周囲を気遣う、十三期のお姉さん。
※ 第9話に登場。メインは第9話。
〔西方鎮守聖士女騎士団〕
○ オオタネア・ザン
西方鎮守聖士女騎士団団長、指揮官。七人しかいない将軍の紅一点。二十ん歳。おそらく、バイロンで最強の女戦士。一騎打ちをしてはいけない見合い相手ナンバーワン。
あと、美貌でも作中一。
愛用している武器は戦闘斧。最近、ハーニェが伝授されている模様。
戦略の天才(本人談)。
好きなものは、とある店のお菓子。買うのは主人公の仕事。
過去編があると、当時の絶世の美少女時代が語られるはず。
セルフパロディーである「行け、私立一角女子学園っ!」では恐怖の理事長としてオチ担当となっている。
※ 第1,2,3,4,5,8,9,10話に登場。メインは第1,2,4,5,8,9,10話。
○ ユギン・エーハイナイ
文官騎士。実は、影狩りという対間者の専門職。三十?歳。
もともとは、別の国で影狩りをしていたのだが、ひょんなことから知り合ったオオタネアにスカウトされて、設立当時から西方鎮守聖士女騎士団に在籍する。
色っぽいお姉さん役を自任するが、西方鎮守聖士女騎士団にいる時点で作り物の色気であることは明白。
セシィの護衛も勤めている。
※ 第1,2,4,6,8,9,10話に登場。メインは第4,6,10話。
○ アンズ・ヴルト
十一期の隊長。その後、十二期を吸収後もそのまま。二十二歳。
見た目がかなり幼い。
もふもふ大好き。
「自分」と呼称する。
多少、教導騎士に気安い。
オオタネアの護衛を勤めることもあり、腕は確かだと思われる。
※ 第9話に登場。メインは第9話。
○ アラナ・ボン
十二期、参謀格。二十歳。背が高い。騎士団で一番ぐらい。手足もすらりと長い。モデル体型。
寿退団を夢見ている。
普段は礼儀に厳しい。戦場では豹変するタイプ。
警護役の束ねをしていた。彼女の怪我後は、なんとなくセシィがやっている。
※ 第1,2,9話に登場。メインは第1,2,9話。
○ エイミー・ドヴァ
十二期の元エース。十九歳。カタコトだけれども、ユニコーンと〈念話〉のできる騎士。
ゆえに、ユニコーンの性癖に気がついている。しかし、〈雷霧〉に二度特攻しても生きて帰ってこられたのは、相方であるテーのおかげだと信じきっているので、誰にも暴露したりはしない。
状況の変化に対応できない、応用のきかないといった面がある。
ただ、一度適応してしまうといくらでも融通がきくようになる素直さがある。
ハカリとは仲がよく、飲み友達でもある。
意外に毒舌、というか遠慮がない。
※ 第3,8,9話に登場。メインは第3,9話。
○ ハカリ・スペーン
医療魔道官。二十歳。メガネ、おかっぱ、ちんちくりん、その上に世間知らずなので態度が生意気。だが、騎士団の魔道士の中では最も優秀。戦闘力はあまりないが、〈訴撃〉という攻撃魔導は得意。
酒が好きで、よくビブロンまで飲みに行っている。
父が宮廷魔道士。
※ 第6,10話に登場。メインは第6,10話。
○ モミ
西方鎮守聖士女騎士団の間者。二十一歳。ビブロンの街に住居を持ち、ほとんど本部には近づかない。
わりと酷い少女時代を送ったようである。
間者としては、四年目。前に雇われていた先輩格は、結婚してビブロンに住み着いている。
ウーの乗り手となったことから〈雷霧〉突貫には同行することになりそう。
隠し千本と暗器としての絹糸の使い手。
※ 第3,4,5,9話に登場。メインは第4,9話。
○ ベス
騎士団の食堂勤めのメイド。料理は得意だが、他はわりとダメ。
ちょっとした魔導だけは使える。
※ 第7話に登場。メインは第7話。
○ タツガン
警護役の一人。四十代。
顳かみに刀傷がある。
でっぷりと太っている。
○ セザー
警護役の一人。二十六歳。
馬以上に長い顔をしている。タナ推し(後に誰でも大好きになる)
○ トゥト
警護役の一人。三十代後半。
片目のない男。
剣の達人である。
セシィを坊ちゃんと呼ぶ。
〔王都守護戦楯士騎士団〕
○ ダンスロット・メルガン
二十六歳。メルガン家の次期当主。人類最高レベルの怪力を誇る。
剣技も超一流であるが、逆に格闘術については力任せ一辺倒で苦手。
セスシスくん大好き。
○ キィラン
五十五歳。王都守護戦楯士騎士団のベテラン戦士。三人の孫がいる。娘は六人、息子はいない。
王都でも指折りの怪力の持ち主。
斬馬剣の使い手。
〔その他〕
○ ロジャナオルトゥシレリア
ユニコーンの王。
セシィの友達。
○〈独眼風〉
隻眼のユニコーン。
アーよりも偉い。
○ 大将軍
八人いる将軍の主席(将軍だけでいうと七人とも表記される)。
[ユニコーン 特徴]
◇ アー 王の息子
◇ イェル 太腿サイコー
◇ エフ お尻大好き
◇ オー おっぱい星人
◇ ゲー 体力バカ
◇ シチャー 花好き おっぱい好き
◇ エリ 最年少
◇ ベー 速さ一番
◇ ハー ジジイ
◇ ヴェー 臭いフェチ
◇ ゼー 最年長 年増呼ばわり
◇ カー 鬣なでられるのが好き
◇ テー 内ももマニア
◇ ウー 幻視力トップ
……第二部登場人物の詳細はまた次の機会に。