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あとがき(終わっていないのでなかがき その2)

「聖贄女のユニコーン」第二部、完結しました。


 引き続き第三部にいきたいところなのですが、三部の舞台となる場所の設定や、新登場人物のキャラ付け、そして最終部となるため回収しなければならない伏線の順番がまだ固まっておりません。

 おおよそのプロットはできていると言っても、それらが今一つでは更新期間が伸びるだけとなるので、思い切ってまた一旦完結ということにしました。

 続きは、最短でも二週間後以降ということになります。

 拙作を楽しみにされている方には申し訳ありませんが、特に前述の三番目の理由が大きいのです。

 私は基本的に一万字から二万字の短編が得意なもので、ここまでの超長編を書いたことがありません。

 今の段階で七十三万字、普通のラノベの文庫本なら六巻ほどの分量がある上、伏線を散りばめすぎた内容を、ライブ感覚でまとめきれる自信がないのです。

 そのため、少し時間が必要だと判断しました。

 

 また、第三部の内容についても考えるところがあります。

 エピローグを読まれた方はおわかりでしょうが、このエピローグが存在しなければ、第三部の未来は例の「邯鄲の夢」の世界へと繋がっていきます。

 最初に構想していた段階では、多少ビターではあっても読後感の良いエンドにもっていく予定だったのですが、「邯鄲の夢」エンドに行くのも選択肢としてはアリと考えています。

 すなわち、書籍化(打ち切られなければ、ですが)の部分については今までの王道に近い路線でいき、WEB版については違う世界線の話にするというやり方も存在するのです。

 前者をエンド甲、後者をエンド乙とします。

 どちらも書けなくはないのですが……。

 ただ、エンド甲の場合、あと三話から四話で終わる話ですが、エンド乙の場合はどこまでいくか知れたものではありません。

 つまり、エンド甲一択ということになるのですが、エンド乙についても未練がちょっとだけありまして……。

 そのあたりを割り切る時間も欲しいところです。

 

 と、いうわけでしばらく充電期間をいただきたいのです。

 できたら今年中には「聖贄女のユニコーン」は本当に完結させて、次の作品にとりかかりたいと考えています。

 書籍版の方はお仕事なので打ち切られない限りどこまで長くなっても構いませんが(笑)、WEB版ではやはり完璧に完結させてこそ実力が示せるものだと思っていますので、絶対に最後まで書き上げたいと思っています。

 まあ、自己満足ですが。


 それでは、九月の中頃以降にまたお会いしましょう。

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