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僕の悪いこと

僕の悪い事

作者: みら
掲載日:2025/10/14

続けるかはわかりませんが、気になったら少しづつ更新しようかなと思います。更新するかも未定です

それは知的好奇心からだった。

両親はどちらともタバコを吸う、兄貴も姉貴も。

みんな、タバコを吸う。

どんな味がするんだろう?どんな気分になるんだろう?気になって仕方がない。

聞いてみても、美味いだの、吸いたいからだのふわっとした言葉が帰ってくる。

尚更気になってしまう。

毎日匂いを嗅ぐ、別に特段いい匂いのする訳でもない。

鼻にはいったらゲホゲホとしてしまうほどだ。


本当に美味しいのかな?気になってしまう。


夜両親が寝静まった時、こっそり親がいつも吸っているタバコの箱を開ける。

普段嗅いでる匂いよりいい匂いがする。

夏に使うシャンプーみたいなスースーした匂いが鼻を抜ける。


一本手に取った。

思ったより細くて表面はツルツルしてる。

いつも親が火をつけている所には、クズクズの何かが入っていた。

枯葉みたいだなって思ったり。

口をつける場所の方にはクズクズは入ってなかった。


いよいよ火をつける。

ライターをカチッと動かし火を近づける。

思ったより火が付きにくい、両親はもっとすっとつけるのに。

タバコの先に火がついた、こんなにボウボウ燃え上がっていなかった気がするけど。

タバコを振って火を消す。


タバコの先端は少し赤く光っていた。


タバコを吸う。

タバコを吸うと口に煙が溜まる。

舌がスースーしてヒリヒリ、美味しくなかった。

吐き出すと白い煙。


みんなが吸うタバコの煙は白くなかったのにな?

そう思った。


吸い方が悪いのかな、と思ってもう一回吸ってみる。

煙は肺の方へと移動する。


ドクンと肺がはねた。

脳がゴンゴンと体を叩いた。


怖い、これ以上吸ったらダメな気がした僕は火を消した。



一気に罪悪感が襲ってくる。


僕は悪い事をしたんだ。

臭いを必死に消した、バレたくなかったから。


美味しくないし、辞めよう。


僕の悪いこと

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