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新たなる場所

ジークへのお礼はもうちょい後になります。

楽しみにしていた方はすみません。

転移すると見えてきたのはかなり広いどこかの訓練場みたいなところだった。近くに城も立っているので国の中心の場所だろう。


「おじいさん、ここはどこなんだ?」


「ここはのう、フィレンツェ王国の騎士団訓練場じゃよ。実はな、ここの新人ルーキーがとても強くてのう。並の騎士じゃ歯が立たんのじゃ」


「騎士団長とか他に強そうなのはいないのか?」


「騎士団長は王と一緒に出かけておってのう。副団長は王族の護衛で手が離せんのじゃ」


「なるほど、だから俺が呼ばれたんだな」


「そういう事じゃ。よろしく頼むのう」


「おう」


「では坊主を読んでくるわい」


おじいさんは転移でいったのか、一瞬で消えていった。

まさかこんなことになるなんてな。

もしかしたら凄いクエストなのかもしれないな。


「おい!爺さん、俺をどこに連れていくきだよ!」


「坊主を懲らしめるために助っ人を読んだのじゃお嬢ちゃん、よろしく頼むのう」


おじいさんが金髪の騎士を連れて帰ってきた。


「おう、やってやるぞ!」


「爺さん、こんなひょろひょろな女が相手になるわけないだろ!」


カッチーン!そこまで言われたら俺も我慢ならないな!


「誰がひょろひょろな女だ。どっからどう見ても男だろ!」


「いや、どっからどう見ても女だろ。目ん玉腐ってるんじゃねえのか!」


「はぁー!お前に言われたくねえよ!調子乗ってる金髪野郎!」


「うるせーぞ!ひょろひょろ女!そっちがその気なら始めんぞ!」


相手は剣を抜き構える。


「おう、かかってこいよ!金髪野郎!」


俺も反射的に疾風、ストームセットを出して構える。


「面白そうじゃのう。ではこれより1本勝負ハーフマッチを始めるわい、よーい開始じゃ!」


始まったと同時に俺はいつもの影影コンボではなく、最初から氷影ブーストを使っていく。


「合成スキル《氷影武装(ブリューナク)》!

スキル《ブースト・AGI》」

「スキル 《無我の世界》」


俺と金髪野郎の激しい剣撃が繰り広げられる。

俺は短剣二刀流とAGIを駆使しての激しい連撃それに対し金髪野郎は攻め剣術と受けの剣術を持っていて交互に繰り出してくる。


「ひょろひょろ女クセにやるな!」

「そっちこそ、金髪野郎のクセにやるじゃないか!」


俺は相手の強さに感化され、徐々に速く動いていく。斬撃を繰り出している時もより効率的より少ない動きをして斬る回数を増やしていく。相手もそれに負けじと受けの剣術で全て捌いていき攻めの剣術で隙をついてくる。


相手をよく見ろ。

どこで何を使ってくる。

切り替えはどこだ。

しっかりと見て確かめろ。


「そこだ!」


隙をつき攻撃を入れようとするが


「あまいぜ!」


それも受け流され逆に反撃をくらってしまう。俺は後退し様子を見る。かすり傷だったが残り1割減ればもう負けの所まで減ってしまった。さすがに暗殺者が騎士に真っ向勝負では勝てないか。


「金髪野郎!取っておき見せてやるぜ!」


「おう、かかってこいよ!ひょろひょろ女」


全速力で相手の2m前くらいまで行きそこで短剣を2本ともスキルを使わずに投げる。


「なに!?」


相手はギリギリ避けるが俺から視線が外れるその瞬間に仕掛ける。


「スキル《気配遮断》」


気配を消し足に氷影を集中させ、先程よりも速いスピードで背後を取り、空中にある投げた剣を回収する。あえてスキル発動せず投げたのはこのためだ。


「な、消えた!?いや!」


相手は反射的に後ろ向き受けの剣術の構えをするがもう遅い。


俺はひたすら短剣二刀流による斬撃と氷影を纏った蹴りで連撃していく。

相手も必死に捌いて耐えているが俺の連撃の方が速い!


「これで終わりだ!」


最後に蹴りを放ち相手をぶっ飛ばす。


「勝負ありじゃ、勝者はお嬢ちゃんじゃ」


「よっしゃー!!」


ガッツポーズして素直に喜ぶ。


そしてぶっ飛ばした金髪野郎を迎えに行く。


「何だよ!敗者に何かいいに来たのかよ!」


「ん!」


俺は倒れている相手に向かって手を差し出す。それを相手は無言で掴み起き上がる。


「…もう1回だ」


「ん?」


「もう1回勝負しろ!」


「まずはおじいさんに何か言うことがあるだろう?」


金髪野郎は悔しそうな表情をしながらもおじいさんに謝る。


「爺さん、迷惑かけて悪かった」


「いいんじゃよ、坊主が反省してくれて儂は満足じゃ」


金髪野郎が俺の方向く。


「…名前」


「え?」


「名前を教えろください」


「ふふっ、わかった。

俺の名前はハヤミだ。ちゃんと覚えろよ。

で、そっちは?」


「俺はアレンだ」


「そうか、アレン。これからよろしくな!」


笑顔でそう言うとアレンの頬が赤くなった気がする。熱か?


「…ああ、よろしくなハヤミ!

ってことでもう1回勝負だ!」


「疲れたから明日な」


「なに!まあ明日できるのなら我慢する」


「おじいさんもいいか?」


「お嬢ちゃんなら大歓迎じゃよ」


「ありがと、おじいさん。なら明日も頼むな」


「ワシに任せておれ、お嬢ちゃんとりあえず今日はここの寮に止まっておれ」


「ありがと、おじいさん!」


俺は寮まで行き部屋に入ってからログアウトした。

こうして新たる場所での1日を終えた。


面白いや良いと思った方はブックマークと下にある評価をしてもらえるとすごくやる気が出ます。

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