緊急クエスト
新作として「インディビジュアリティー・グロース」を出していますのでそちらもよろしくお願いします。
隣にいたジークが俺の反応にいつものニヤニヤ顔をする。
「何だよ」
「何かいいスキルでもゲット出来たのか?」
「おう、みんなが揃った時に言おうと思う」
「そうか、なら俺たちの共同作業のおかげだな!」
ジークがからかってくる。
「ッな!?」
不意打ちにより俺は果実のように頬を染め上げた。
そして、逃げるように4人のもとへ向かった。
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「ジーク、ハヤミに何をしたんだ?」
エルさんは背中に隠れている俺を指でさしながら言った。
「いつも通りのことをしただけだぞ」
「そうなのか?」
首をブンブン横に振る。
「もー、はやみんってば可愛すぎでしょ!私の後ろに来ない?」
「行きません!」
「ハヤミさん、私の後ろでもいいですよ?」
「そっちにも行きませんから!」
「兄さんばかりハヤミさんを独り占めしてずるいです」
少し悔しそうな顔したシユがエルさんにそう言った。
「俺は何もしていない」
するとバチンっと手を叩く音が聞こえたので意識をそちらに向ける。
「まあとりあえず、戦利品の確認しようぜ!」
ジークにそう言われ俺たちはゲットしたアイテムやスキルの確認をした。
「えーと、スキル習得者が俺とハヤミとトーマだな」
「そうっす!」
「ツーンだ」
ジークに対して無視を貫こうとする。
「あちゃー、これは拗ねてるな。アイテムは欲しい人同士で交換して今日は解散にするけどいいか?」
みんなから返事をもらい1部の人たちだけ交換のために残ってそれ以外は解散したのだった。
◇
次の日
俺は昨日習得した ユニークスキル《ブースト》とスキル《氷武装》の確認のためログインしていた。
そして、今日は昨日と一緒でダンジョンのボス戦に来ていた。
1人でだ。
前にジークにスキルはあまり人に言うなって小言くらったんだよな。だから、こうして1人で来ているんだよ。
ダンジョンボスと戦うためには地道に探すかアイテムを使うかだけど今日はスキルを試しに来ているんだし、地道に行くことにする。
ちなみに今回は3種類の薬草をちゃんと持って来ているので安心だ。
それに昨日のおかげでステータスもかなり上がっている。
名前︰ハヤミ Lv14
HP140/140 MP70/70
ジョブ︰暗殺者
STR 29 VIT 15 DEX 32 AGI 94
INT 14
-スキル-
ジョブスキル
投擲、不意打ち
ニュートラルスキル
気配遮断
ユニークスキル
武装 Lv3
ブースト Lv1
すると、目の前からスカルナイトが現れた。俺は早速試そうとユニークスキルを発動する。
「スキル《ブースト》」
…
「スキル《ブースト》!」
…
「スキル《ブースト》!!」
…
またこのパターンかよ!
俺はすぐさま違うスキルを発動する。
「スキル《氷武装》」
俺の身体に氷を纏わせていき、氷で強化された足で一瞬で相手を倒す。
「おおー!氷武装は当たりだな」
ブーストに関してはいろいろ試さなきゃならないだろうな。はあ〜
こうして何度かブーストを試しながらダンジョンを攻略していったが結局1度も発動しなかった。
そしてついにボス部屋までたどり着いた。
たぶん、スカルジェネラルだと思うし問題ないな。そして、俺はボス部屋の大きな扉を開け入っていくと
『緊急クエスト発生!?緊急クエスト発生!?』
ん!?
『ただいま各エリアのモンスターが凶暴化しております。直ちに原因を突き止め、排除または撃退してください』
何だこれ?まあさすがに俺には関係ないよな。
「ん?もう見つかってしまうとは私も運がない」
ボス部屋の中央にいる悪魔のような姿の人型モンスターが言った。
「まあ、仕方がない。見つかってしまったのなら排除すればいいだけです」
『緊急クエスト《上級悪魔の企み》が開始しました』
「上級悪魔とか無理だろ!?」
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