裏ボス
「なぁ悪かったって許してくれ」
とジークもといクソ野郎が謝ってくる。
俺は今拗ねている、凄く拗ねているんだ!
理由は簡単、昨日の出来事が原因だ。
まさかジーク相手にドキドキするなんて…
いや、大丈夫だ、俺は男だ。たぶん、昨日は熱でもあったんだろう。そうだ、そうに違いない!
そう思っていると周りがざわざわしだす。
ここは中央にある噴水のため人通りが多い。
なので結構な人がいる
「なあ、あれって【英雄】じゃないか?」
「ホントだー!?」
「おいおい、【英雄】になったらあんなかわい子ちゃんと付き合えるのかよ!羨ましいぜ!」
・・・
・・・
周りからいろんな声が聞こえてくるが多すぎてなんて言っているのかは分からない。ただ【英雄】という言葉が聞こえてくるのでジークの噂をしているのだけは分かった。
うーん、このままだとジークにあらぬ噂が付けられそうだな。さすがにジークが傷ついている所は見たくないし、仕方ない
「…アイス」
「ん?」
「アイス奢ってくれたらチャラにしてやる…」
「ほんとか、なら近くにある『プティシュー』に行こうぜ!あそこのアイスすっげー美味いらしいぞ!」
「…おう」
そう言って俺たちは近くにある人気のデザート店『プティシュー』へと足を運んだ
「ん〜!?美味い!!」
と俺は頬に手を当て美味しそうに食べている
「満足したか?」
「おう!」
笑顔でそう答える
俺たちは今、店内でアイスを食べている
俺はバニラアイス、ジークがチョコアイスだ。
そして俺はこの機会に今まで疑問に思っていたことを聞いていく
「なあなあジーク、森林エリアとその近くにあるダンジョンって素材はドロップしないのか?」
「いや、普通にドロップするぜ」
「ほんとか?」
「ああ、ほんとだ。スカルとかイエローモンキーの素材を見せた方がいいか?」
「いや、なんて言うかさ俺は倒しても経験値はゲットできるんだけど素材はドロップしてくれないんだよ」
「うーん、普通はそういうのありえねえからたぶんハヤミに原因があるんだと思うぜ」
「やっぱり俺が原因なのか?」
「ああ、何か珍しい出来事があったり、特別なスキルとかゲットしたんじゃないか?」
「ああ、心当たりはあるな」
「まあ俺の予想だがそれが原因だと思うぜ」
「てことは俺はこれから素材なしで行かないとダメなのか…」
「たぶん、そうだな」
俺はガクッと項垂れる
「まあまあ、そう落ち込むなってこのゲームにはクエストがあるからお金には困らないと思うし、しかもそんな特異なスキルなら何か理由があると思うぜ」
「例えば?」
「ん?そうだな。その素材を取り込むことでスキル強化されたり、または別の効果生まれたりといろんなのがあると思うぜ。ま、とりあえずはそのスキルの効果を把握することがハヤミの今後の目標だと思うな」
「そうか、ありがとな。ジーク」
「どういたしまして、話はそれだけか?ハヤミのこと出しあと1つくらいはあるだろ?」
おおー!すげー!さすがジーク
「ああ、もう1つあるんだけどさ、この腕輪何だと思う?」
と言って俺はボックスから腕輪を取り出しジークに見せる
「うーん、何かの装備じゃないのか?」
「それがこれ効果もなければステータスアップもないんだ」
「ああ、なるほどね」
ジークは納得の言った表情をする
「分かったのか?」
「ああ、これはたぶん、裏ボスに必要なアイテムだな!」
「裏ボス?」
「ああ、1つのエリア、またはダンジョンに1体ボスが設置されているんだがある条件を満たすと特殊個体のボスが現われるんだ。しかも、そのボスが通常よりも倍くらい強い分そいつが素材や経験値、稀にスキルなど落とすから絶対に倒した方がいいやつなんだ。さらにそれは最初に満たした人とそいつとパーティを組んでいるやつしか挑戦出来ないだからすっげー貴重な敵ってことだ」
「へぇーそこまで分かっているってことはジークは倒したのか?」
「おう!森林エリアのイエローゴリラっていうボスの特異種、ジャイアントゴリラってやつをトーマとエリンと一緒に倒したんだ」
「おおー!すげーな!何かゲットしたのか?」
「おう、レアな素材と大量の経験値がゲットできたぜ」
「ってことは俺のこれを使えば裏ボスと戦えるのか?」
「ああ、たぶん出来ると思うぜ。エルカイザーから聞いた話だとそれはダンジョンで手に入れたんだろ?」
「おう」
「だったらダンジョンのボス、スカルジェネラルの特異種だな」
こいつもうボスと戦ったのかよ、早いな!
「ダンジョンかー俺1人じゃ心配だし、ジークとトーマとエルさんとシユと俺のみんなで行こうぜ!」
「さすがハヤミ分かってるな!ああけど1人追加していいか?トーマの友達のエリンも連れて行きたいんだけどいいか?」
エリンって確かさっきジークとトーマと一緒にジャイアントゴリラを倒したっていってた人だよな。ならむしろ俺から誘いたいくらいだ
「トーマの友達なら大歓迎だな!っでいつ行く?」
「そうだな、今日夜みんなで行こうか!みんなは俺が誘っておくぜ」
「さすがジーク!ありがとな!」
「けど、ハヤミは昨日ので疲れてるだろうし夜まで休んどけよ!」
と注意してくる
「ええー!マジかよ!」
「無理は禁物だからな」
と俺の頭にポンポンと手を起きながら言う。
子供扱いしてるよな。けど俺のことを考えていってくれたんだから言うことは聞かないとな
「じゃあ俺は用事があるから先に失礼するぜ」
と言ってログアウトしていった
俺も残ったアイスを食べてからジークに言われた通りに休むため仕方なくログアウトした
面白いと思ってくれた方は下にある評価やブックマークをしていってください。
そしたら、作者はかなりやる気が出るので原稿も早く進むと思います。




