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光VS影

俺は今人生で1番の壁にぶつかっている。

それはこの


「まさか、1回戦からハヤミとあたるなんてな!運がいいぜ!」


天才に勝たなければならないからだ


「ああ、俺もそう思うぜ!だけど勝つのは俺だからな!」


そういって虚勢を張る。ジークの天才度はマジでおかしいからな!あいつ初日でスキル使いこなしているんだぞ!おかしすぎだろ!それにもう1つおかしいことがある


「ジークは戦士じゃなかったのかよ!なんでローブなんか着てるんだよ!」


そう、こいつは戦士なのにINTあげ、ローブまで着てまるで魔法使いだ。戦士の面影なんか1つもない


「ああ、戦士は卒業したんだよ。今は立派な魔を使いしものだぜ」


そういって自分の腰に剣をつけてないところをアピールしてくる。

は!?どういうことだ?なんでやめたんだ。いや、そもそもやめれるのか?たしかこのゲームは今のところ転職は出来ないはずだ!どういうことだ?あいつは今なんなんだ?戦士なのかそれとも違うジョブなのか?いや、待て!たしかこのゲームは1つだけジョブチェンジすることができたんだった!あいつはそれに成功したのか!?てことはあいつはかなり強いはずだ!厄介だな、これは最初から全力で行くしかないな!!


「ハヤミ、最高の勝負にしようぜ!!」


そういってジークは満面の笑みを向けてくる。


「ああ、任せとけ!お前が想像もつかないような最高の勝負にしてやるぜ!」


俺も笑みを返す



司会者が勝利条件を教えてくれ

「本戦は先にHPを0にさせた方の勝利です。」

そして宣言する

「それではこれより『エピックロード』本戦1回戦を始めます!

互いに礼! 構え!」


そう言われ俺は短剣を構え、ジークは手のひらを俺に向けてきた。


そしてついに今大会で最高の試合とも言われる戦いが始まる


「ーー始め!!」


「スキル《影武装(シャドウアームド)》!!」


()()《ヴァイスブレイド》!!」


俺は体に影を纏い、予選の時よりも速いスピードでジグザグに高速移動し、ジークに近づいていく。ジークは手に光剣を出現させ、そのまま横になぎ払いをしてきた。そして、そこから、光の斬撃が飛んできた。


は!?魔術だと!やっぱりユニークジョブかよ!あの天才め!

俺はスライディングすることで斬撃を避け、さっきと同じスピードでジークの方に向かう


「さすがハヤミだな!あの斬撃かなり速いのに余裕で避けやがる!」


「次は俺の番だぜ!」


その言葉を発すると同時に、俺は《気配遮断》を発動させ縦横無尽に走った。そして、ボックスから小石を出し、相手の隙をついて《投擲》を発動していく


「うわっ!?」


ジークを驚いた顔をしながらも冷静に剣で弾いていく


「ははッ!見えないのはやっぱり辛いな!さすがハヤミだ!だが俺に通用しないぜ!!」


「魔術 《ディラーム》!!」


ジークが何かを発動すると自分の体に何か通り抜けた感触がした。何を発動したか分からないため、さっきと同じ風に駆け回っていたが何故かジークから視線が切れない。


何故だ?さっきからずっと俺のいる方に視線を向けてくる。今は《気配遮断》をしているからあいつからは見えないはずだ!もしかしたら、さっきの魔術が原因か?そうだとしたらかなり厄介だな。今の状況で手札1つ、いや《不意打ち》も期待できなくなるから2つ失う、それはかなり辛いな。かといって相手の技がどんな効果なのか分からない。いや、もしかしたらMP消費量が多い技かもしれないな。なら、相手のMP切れるまで待つか?いや、これもダメだな。あいつはユニークジョブだ。普通じゃない、だから普通の物差しで測っても意味無いよな。なら、やることは1つだな!


「さすがジークだな。俺の位置が分かるなんて最悪すぎんだろ!」


俺は悪態をつきながら姿を現す。するとジークが驚いた顔する。


「おいおい、見つかっていいのか?これじゃあ俺の方が圧倒的に有利だぜ」


「そうか?やってみないとわからないぜ」


「ははッ!ハヤミは最高だな!」


ジークが言葉をするのと同時に十字に斬撃を飛ばしてくる。俺は斜めに飛んで避けたが追撃するように俺の着地点に斬撃を飛ばしてくる。身体をひねって避け、何とか着地はしたがあの遠距離攻撃があると中々近づけない。

どうする?たぶんあの俺を捕捉する魔術も常時発動してるだろう。きついな。


そうしてる間にもどんどん斬撃が飛ばされてくる。


いや待てよく見ろ!じっくり見たら避けられるはずだ!どうしても避けられなかったら影のマントでガードすればいい


そうして俺は無数の斬撃をかわし、時にはガードをして地道にジークの元へと着実に進んでいた。


「おおー!あれを避けるか。ならこれはどうだ?魔術 《ヴァイスカノン》!!」


ジークの手から威力の高い光線が出され、俺の方に向かってくる。本能で危機を察知し俺はAGIを最大限に発揮し、光線の範囲外に向かい走っていく。しかし、あと1歩のところで左肩に当たってしまい後方に押し飛ばされHPが大幅に減ってしまう。


「はぁはぁはぁはぁ!」


俺は息切れをしながらも何とか立った


「ハヤミそろそろ限界だろ。すぐに楽にしてやるぜ!」


そう言ってまたもあの無数の斬撃が放たれる。



俺はまだ負けられない!ここでこいつを!ジークを倒すんだ!


そして隠していた秘策を披露する


「スキル《武装・影武装(シャドウアームド)》!!」


俺は今自分に纏っている影の上からさらに影武装を武装し影を強化した。おかげでステータスが爆発的に上がり、無数の斬撃を軽く避けた。それからさっきより格段に速い高速移動で一瞬でジークと距離を詰め、心臓を刺しに行った。しかし、あの捕捉する魔術のせいで俺の動きに間一髪で反応し、ずらされて大ダメージを与えることが出来なかった。だがかなりHPが減ったはずだ


「すげーなハヤミ何だよそれ!」


興奮したようにジークはそう言う


「なあ、ハヤミ!俺の《ヴァイスカノン》とハヤミのその黒いやつで勝負しないか!お互いMPが残り少ないと思うし、次の一撃でラストにしようぜ!!」


ジークがまだまだ興奮冷めやまむ感じでそう聞いてきた。


「ああ、いいぞ!」


ジークの言う通りそろそろMPがスッカラカンになるのでこれが最後のチャンスと思い了承する。


「よっしゃ!じゃあそれで行くぞ!あと負けた方は勝った方の言うことを1回聞くこと。いいな?」


「おう!」




そうして2人は残った力を振り絞り最後の一撃の繰り出す


「魔術 《ヴァイスカノン》!!」

「シャドウカノン!!」


ジークはさっきよりも格段に強い光線を放ち、俺は今自分に纏っている影を全て攻撃に使用しジークがやっていたみたいに光線にして放った。




そして白と黒の光線が激しくぶつかり合い

会場が2つの景色に包まれる






そして視界が開けてきて

最後に立っていた方は

















赤髪の魔術師だった

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