エピックロード
俺は今、食事処に来ていた
「ハヤミもさっさと食べた方がいいぜ!
お、これ美味いな!!」
とチキンを美味しそうに食べるジークと
「そうっすよ!大会までの最後の腹ごしらえっす!」
浮き足立っているトーマと
「腹が減っては戦は出来ぬっていうしな。
まあ、自分のペースで食べたらいいぞ」
気を使ってくれるエルさんと
「そうですよハヤミさん!大会は逃げませんからゆっくり食べましょ!」
心優しいシユと一緒にご飯を食べていた
何故こうなったかというとジークが
「大会まで少し時間があるし腹ごしらえしに行こうぜ!」
といい俺とトーマを連れてこの街1番の食事処『サティファクシャン』に来ていた。
すると偶然、この間知り合ったばかりのエルさんとシユを発見したので挨拶しにいくと
シユが
「2人ではなんですから一緒に食べませんか?」
といって相席で食べることになったのだ
そして驚いたことにジークとエルさんは実は知り合いだったのだ。昨日、俺が家で寝込んでいる時にダンジョン内で知り合ったらしい。そのままチームを組んで攻略していたらしいので結構仲が良いのかもしれない。
あと、この中にいる全員が今日の大会に出場するのでこの後一緒に大会の参加登録をしにいくのだ。
「おーい!ハヤミ、手が全然進んでないぞ。まだしんどいのか?」
そう言われ現実に意識を戻す
「ん!?ごめん。ちょっと考え事してた」
「ハヤミ姉さん大丈夫っすか?」
「ハヤミさん、体調が優れないのでしたら休んでもらって構いませんよ」
とトーマとシユが心配そうな顔で俺を見て聞いてくる。
本当にいい友達を持ったな!俺
「2人とも心配してくれてありがとうな!」
そういってみんなで大会のことなどを話しあってから食事処を後にし、会場に赴いていた。
闘技場に来ると思ったより時間がなかったためさっさと参加登録する。最初に開会式がスタジアムで行われるらしいので俺たちはスタジアムへと歩いていった。
薄暗い通路抜けスタジアムに着くとちょうど今から始まるところだった。
「レディースアンドジェントルマン!そしてスタジアムに集まりし挑戦者たちよ!」
軽快な音楽が流れ、タキシードをビシッと着こなした司会の人が闘技場についている観客席の人達を見てからスタジアムにいる俺たちを見る
「今日は御来場頂き誠にありがとうございます!この大会『エピックロード』は予選と本戦に別れております。予選では今この場にいる挑戦者全員で行います。ルールは至って簡単で場内にいる3名の挑戦者を脱落させればいいだけです。先着8名に限り本戦へ出場できます。ちなみに脱落条件は挑戦者のHPを2割以下にすることです。脱落した挑戦者たちは控え室えと転移されるので安心してください。そして本戦は予選で勝ち上がった人達でトーナメントが組まれます。その中で見事優勝出来たものだけが【英雄】になることができます。私は挑戦者皆さんのご健闘をお祈りしております。それでは今から予選を始めます。バトルスタート!!」
司会者がそう宣言するとみんな一斉に武器を手に取る。そして、近くの人激しい戦いを繰り広げる。俺は周りみると、既にジークとトーマは遠くへ行き戦闘を開始していた。俺はエルさんとシユにアイコンタクトしてから戦地へと向かった。
俺は今、極振りしたAGIを使って場内を縦横無尽に駆け回っている。一昨日よりもスピードがかなりでているのでモンスターハウスの件でレベルアップしていたのかもしれない。そう思い、俺は俯かせ後悔する。
「…レベルアップしてるんだったらBP振っとけばよかったな」
しかし、首を振って思考やめる。ステータスが見れないためレベルがどれぐらいになっているか分からないがあれを乗り越えたので結構上がっているはずだ。今の俺だったら油断しなかったら行けるはずと思い、さらに加速する。そして、相手の背後を取っては何回か短剣で切りつける。俺のSTRが低いのと相手のHPやVITが高いのか。《不意打ち》を発動させても中々倒れない。しかし、俺はAGIが高いため、相手を高速で連続で切りつけられるのでそれでゴリ押しして1人また1人と倒していく。そして、最後の1人を倒すと激しいベルの音が聞こえて戦いの終了が知らされる。
「皆さん、お疲れ様でした。ただいまをもって本戦への出場者が決まったため予選を終了させて頂きます。本戦出場者の方はこの後ランダムでトーナメント表が組まれます。少し時間がかかりますので個人の控え室へ転移させてもらいます。休憩するもよし、最後の確認をするもよし、本戦まで時間を有意義に使ってください。それでは失礼致します」
司会者そういうと俺は転移させられていて周りを見回すと椅子と机とベットしかない簡素な部屋だった。
待っている間は暇なのでとりあえずは予選中にも考えたBP割り振りをしようと思いベットに腰を下ろしてからステータスを開いた
名前︰ハヤミ Lv10
HP100/100 MP50/50
ジョブ︰暗殺者
STR 21 VIT 11 DEX 24 AGI 41
INT 10
-スキル-
ジョブスキル
投擲、不意打ち
ニュートラルスキル
気配遮断
ユニークスキル
武装 Lv2
BP25
そして俺は自分のレベルを見て驚く。
「…レベル10!?俺あの時何体倒したんだよ!!」
そして過去の自分に問いかけるがあの時は疲労困憊であったため全く覚えていない。
なので考えても仕方ないと思い、とりあえずBPをAGIに全て振っていく
名前︰ハヤミ Lv10
HP100/100 MP50/50
ジョブ︰暗殺者
STR 21 VIT 11 DEX 24 AGI 66
INT 10
-スキル-
ジョブスキル
投擲、不意打ち
ニュートラルスキル
気配遮断
ユニークスキル
武装 Lv2
これならもしかしたら本戦で通用するかもしれないと思い、気分を良くしていると、急に目の前の壁にトーナメント表が写し出されていた。それを見て俺は立ち上がり
「最初からあの天才と戦うのかよ!!?」
そういって画面に写っている文字に向かって文句をいっていた。
本戦1回戦
ジークVSハヤミ
本戦2回戦
トーマVSゼロ
本戦3回戦
シユVSエレカイザー
本戦4回戦
リアVSブレイブ




