エルカイザーとシユ
「んん…」
目を覚ますと見知らぬ天井が見えた。
起き上がり周りを見てみると少しホコリで汚れているベットしかない簡素な部屋だった。
「…ここは…どこだ??」
俺は何で見知らぬ部屋に連れて来られてるんだ。たしか俺は…、あ!そうだ!ダンジョンに行ってたんだった!それでモンスターハウスに入って全部倒したんだった!ん?そういえば、あの後どうなったんだ?たしか俺はそのまま倒れてはずだ。んで目を覚ましたらここにいる。うん、わからないな!
するとガチャンとドアが開かれ銀髪の美青年が入ってくる
「ああ、起きてたのか。具合いはどうだ?」
と優しい口調で聞いてくる
「あ!っはい!おかげ様で大丈夫です!」
急に聞かれたため声が上擦ってしまう
「ふふっそれはよかった」
と微笑ましい物を見たかのように笑った
「あ!っそうだ!」
何かに気づいたのか青年は自分の目の前の画面があるであろう場所を見ながらタップして何か取り出してきた。
「はい、落とし物だ。宝箱に入っていたからたぶん君のだろう?」
そういって俺に青い宝石が入った腕輪渡してきた。
「あ、ありがとうございます!」
ベット上からお辞儀をする。立とうと思ったがまだ疲労感が抜け切っていないため無理そうであった。
「どういたしまして。君の役に立てて良かったよ」
とイケメンスマイルをぶつけてきた。しかし、俺は男なのでノーダメージだ
急にガチャンとドアが開くと違う人物が入ってくた。
「兄さんあの人は大丈夫でしょうか?」
透き通るような声で銀髪の美少女が兄であろう人物に聞いていた。
「ああ、見ての通り少し回復したみたいだ」
「おかげさまで元気になりました!ありがとうございます!」
「いえいえ、大丈夫ですよ!あ!宿代は払っていますのでゆっくりしていて大丈夫です!」
「え!本当ですか!ありがとうございます!」
この子、優しすぎだろ!
「お礼と言ってはなんですが私と友達になってくれまんか?このゲームで同性の友達が欲しかったんです!」
と少し不安そうな顔しながら聞いてくる。
「えっと俺、男なんで同性の友達は無理です」
2人は少し驚いた顔をする
「え!けど、このゲーム自動で認識して性別を読み込むので性別詐称はできませんよ!」
「俺のはバグかなんかで誤認されたんだと思います」
すると少女は顎に手を当てて考え
「そういう設定なんですね!ロールプレイなんて凄いですね!」
あっこれ説得するの無理なやつだと思い話しを進めていく
「はい…それでいいです」
と気の抜けたような声で返事する
「ではこれからは友達ですね!私の名前はシユっていいます!そして隣にいるのが兄さん、えっとエルカイザーさんです」
「よろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いします!俺の名前はハヤミっていいます」
「ハヤミさんこれからよろしくお願いします!私こんな美少女と友達になれるなんてとても嬉しいです!」
「えぇぇええ!!?えっと俺の方こそシユみたいな可愛い子と友達になれて嬉しい!」
シユは名前を呼ばれた時嬉しかったのか頬をほんのりと赤らめた
「まあ!ありがとうございます!」
「シユそろそろ時間だ」
とエルカイザーさんが声掛けてきた
「兄さんもうそんな時間なんですか!ん〜悔しいですがまた今度ですね!」
「えっと2人とも用事?」
「ああ、すまないな。先に帰らせてもらうな」
「ハヤミさん、また今度遊びましょう!あ!フレンドは勝手に申請させてもらいますね!」
そういいながら2人はドアに向かって行き、開く
「あ!えっと、シユ、エルさん今日はありがとうございました!また、今度お礼させてください!」
エルさんは少し驚いた顔したがすぐに戻し
「ああ、楽しみにおくよ」
「ハヤミさんさようなら!」
そう言って2人は出ていった
2人が出て行ったあとダンジョンでの疲れが一気に来たためすぐにログアウトした。
しかし、現実に戻っても疲労感が取れず体調をくずしてしまい、風邪を引いてしまった。そのまま1日寝込んでしまう
そして風邪が治った日
その日はついに初めての【英雄】が誕生する日だった




