悲劇の本当の面白さ
漫画アニメは大事な事を受け手はきちんと感想を言ってくれない。それは何故か?あまり考えて無いからになる。言語を頭に漂わせながら考え込んで物語を処理するようなものは多分あまり好まれないから。間違いなく脳はきちんと動いてる。だが間に意識という言語を漂わせる脳の働きが極めて弱い。
私は常日頃言ってるのは、考えない読者ってのは実際脳が動いてないわけじゃない。本人の考えるって自覚が無いんだ。だから感想もまともに言語にならないんだ。かといって無意識でもない。そこまでやったらサブリミナルだ。やろうと思ったら思考をフル回転できるが、それをしたら面白さが変わってしまうんだ。
作り手はまともに受け手の感想を受取ってはならない。彼らは一般小説のような読書をしてるわけじゃないんだ。それらに近いようになるようになろうの人気ファンタジーは出来てる。これを大前提として覚えておかないといけない。
アニメで良く言われるノーストレスを好む受け手ってのは、その受け手の背景現実でストレスに溢れてるからさらにそれを受けたくないからとなってるが、私はこれ疑ってる。それ自体は否定し無い。問題は悲劇が陳腐化してるせいだろうと見ている。悲劇を楽しむのに、主人公への共感が述べられるが私はアレ疑っている。
いつも言うのは男女の違いってのがかなり大きいと思ってる。明確に女性をターゲットにしたものは男性ファンが言うノーストレスがほとんど無い事に気がついてるだろうか?ここで出産理論で女性はストレス耐性が強いと妙な理屈を出してくる。それは事実だとしよう。大事なのはそれが原因なのか?
そこで、ストレスからの逃避という土台を男女共に同様に組み立てるからになる。私はこれ根本的に間違ってると思ってる。男性はそもそも悲劇を共感で楽しんでわけじゃない。ワイドショーとかの衝撃事件やユーチューブなどの衝撃映像と似た感覚だと思う。それの虚構版に過ぎないと見てるんだ。
だから飽きらて陳腐化するのが致命的なんだ。そして男性の受け手も自分が何が原因で無感情なのか?分かって無いんだ。作り手の共感に対する描写力が足りないんだろう?って安易に考えてしまってるんだ。違う実際は展開の衝撃がワンパターンで飽きてる自分に気がついてないんだ。物語に刺激が無いと共感力も落ちることに気がついてない。
単純に男女別にしたけど分かりやすくするためで、男性も共感するし、そもそも女性のワイドショーを見てる人は幾らでも居る。
アニメは大人の男性視聴者が多かったが、実写ドラマは基本女性視聴者が多い。男性の大人はバラエティーに流れる傾向があるんだ。そもそも大人はあまり物語見ない。物語にとって当たり前である流れが実際はやや女性向けなんじゃないか?と私は見てるんだ。
男性が物語に求める刺激とはなんだろうか?未体験?これについてコンビニとテーマパークが良いと思う。近所に新しい系列のコンビニが出来た。取りあえずどんなものか見てみようとする。だが未体験だが、それは非日常ではないと思う。それに対してテーマパークで来たから見てみようならそれは非日常的体験を期待すると思う。
新しい系列のコンビには既知の系列に対してやはり微妙に違ってそれは未経験の刺激にはなるが、コンビニという日常を大きく越えるものじゃないし、そんな刺激は求めてない。未体験じゃなく、この非日常の新しい刺激こそが男性を刺激するキーだと見ている。
実際はコレだけじゃない。強い刺激でなくてはならない。そこで多くの作品は死を扱うというのがある。恋愛も大きい。喜びと悲しみの強い刺激に溢れている。死はマイナス方向で出したが、強い喜びも当然ある。宝くじ当たったなど非日常的で強い刺激の代表だと思う。だがこれは実際は物語りムキじゃない。
何故か?偶然は物語にとってスパイスだが、多用してはならない。何故か?リアルは偶然の塊だからになる。悪い意味で慣れたありふれたものそれが偶然で、かつそれがマイナス方向に働くものはまさに不条理になる。その不満を必然として書くから物語には現実に無い価値がある。ここまで書くとユダヤ人の物語そのものになる。聖書だろう。
もうこれで分かってきたと思う。それらの刺激はありふれたワンパターンになるとなんら刺激にならない。悲劇への共感はベースにそういった刺激を伴ってこそ生じるものなんだ。男性は女性の様にストレートに主人公の悲劇に共感しない。所詮他人事なんだ。男性は基本他人に対して冷たいんだ。
そりゃ男性にたいして差別的じゃないか?となるが、代わりに女性は負の感情もしつこいんだ…。その点性別の優劣を語りたいわけじゃない。かつ男女論を書きたいわけじゃない。私達が一般的だと思ってる物語はやや女性向けなんだ。
なろうに対して衝撃を受けていろいろ書いてる人は男性でも居るけど、なんというか何を今更と思う部分が強い。一般平均とされる物語の客はやや女性層向けなんだ。ここで間違えてはならないのは男女が綺麗に分かれるわけじゃない。あくまでやや女性向けなんだ。だから男性層が創ってきたアニメの中は異質なんだ。
どうして男性向けのアニメは特殊なオタク向けで、女性向けのアニメは一般層向けなのか?がここにある。男性同士の絡みとかいうが、あれは酷いのもあるのは事実だが、大半は妄想する程度の描写に過ぎない。単にオタが自分たちの方を向いてない好みの違いが嫌いなのが先にたってあら捜ししてるだけ。
オタの大半はノーストレスよりも陳腐化して刺激になってない物語に飽き飽きしてるから。マイナス方向ばかりの描写に溢れた悲劇を嫌うんだ。明確な証拠は無い。ただ時折矛盾の様にヒットする作品がある。何故か?陳腐化してない悲劇は男性層は実際は求めてるからだ。それは滅多に現れないのは当たり前だろう。30代以上なら、そういうのはすでに過去に創られて隙間が無いからだ。
悲劇であってもコンスタトに時代に関係なく一定の人楽しむ女性層とは何か違うと思ったのがきっかけだ。彼女達は一級の非日常の刺激を選別する目が肥えてない。何故か?そこに刺激の重点を置いて無いからだ。
証拠からじゃなくてアブダクションだと思う。こう考えれば矛盾無く説明出来るって説明になる。女性に見る目がないってオタの意見にずっと不満だったのがある。ファミにストではない、私は事実じゃない悪口が嫌いなんだ。だからそういう言及しかできない差別主義者が嫌いなんだ。
同時に私が女性同様面白と思ったものを否定するからだ。私は非日常な刺激と単純に悲劇の面白さを使い分けてみてるからになる。ただそこに女性ほど悲劇をダイレクトに楽しむのは上手くない。以前から書いてるように私がこれは良い物だと思った悲劇は大体評判が良いだ。だが、逆に評判の良い悲劇もさっぱり心が動かないのもそこそこある。
私はオタの好みが偏ってるのは知ってて、それを気がつかないで安易な批判をするのが気に入らないからってのがある。
ただ私の理屈には欠点がある。インプットの少ない若者は当てはまらない。あれはなんだろうね…。基本古典王道の筋が多いから古臭く感じるのかな?後否定的に書いてるけど、単純に若者はストレス耐性弱いし。
現実に対するストレスからノーストレスを選びたがるってのは否定派し無い。だが私の話は時代が変わっても使える。今の社会情勢と密接に絡む現実のストレスは話が曖昧模糊になって出鱈目になる恐れがある。原因の1つとしてはありうるが、要因だとは思ってない。
良い意見があったのだが、ユーチューブの笑える映像見るのに、登場人物をあげたりおとしたりしないといけないか?ってのがあった。今戦ってる別の刺激は物語の必然のように思い込んでるものが必要じゃないものが多いんだ。そしてそれはユーチューブを出さなくても、昔からTVでもありふれてるんだ。ドラマはドラマと戦ってるんじゃない。バラエティーとドラマで視聴率を取り合ってるんだ。
ノーストレスを求める受け手を単純に批判する人って、こうでなければならないって思い込みが大きいんじゃないかな?とは思う。