成立 (side : デューレ)
セーラが皇女と共に王都へ向かう直前まで、物語は少し遡ります。
ディノー皇国の皇女、メアリが突然の来訪。
グロニア王国の騎士団長サーテインとの仲を取り持てと、アタシ達に無茶を要求してきた。
いやいや、絶対に無理でしょ?
ディノーとグロニアって、百年以上前から領土争い等で仲が悪い。
面白そうではあるけれど、それ以上に面倒な事態になりそうなのは目に見えている。
よって、アタシはパス!
リタ婆も華麗にパス!
という訳で、皇女の護衛はセーラっちに決定!
目的のサーテインの愛弟子なんだし、アタシ達が行くよりは役に立つんじゃないの?
「私が居ない間、抜け駆けはしないでよ!デューレ〜!」
「心配しなくても、そんな事しないわよ」
恨めしそうに私を睨むセーラっち。
いってらっしゃ〜い!
こうしてセーラっちと皇女は魔法で転移して行った。
帰還するのは2日後だそうで。
皇女様は頑張ってサーテインを口説いてきてね〜。
とは言ったものの、あの堅物な騎士団長を落とせるのかな?
昨日一晩を費やし、殿方を必ず落とせる技をメアリ皇女に伝授した。
同行しない分、それくらいはしてあげないとね!
あ…ここだけの話なんだけど。
アタシの推測によると…サーテインって…
男が好きなんじゃないかと思うんだ!
可愛い皇女に伝授したテクニックが効かなければ、あの騎士団長は絶対にホモだ。
まぁ、どっちに転んでも面白そうなんたけどね。
後から話だけ聞く分には、だけど。
セーラっちが帰って来てからの果報を待とう。
さて…と!
邪魔者は強制送還。
もう一人の邪魔者も、大魔獣の研究に出向いて留守。
ムフフ!
今から2日、デューレお姉ちゃんのお楽しみタイムですよん!
となれば、やる事は唯一つだけ。
「レイきゅ〜ん! 今からお姉ちゃんと初体験しようか?」
「はつ…たいけん…って何?」
アタシが言っている事の意味が解らず、ぽかーん顔のレイきゅん。
可愛い、相変わらず可愛い。
いやー、もう食べちゃいたい。
あ、今から食べちゃうんだった。
おっと、その前に…!
「レイきゅん…私の事、好き?」
「え…? う、うん。 デューレお姉ちゃん…好き」
顔を真っ赤にしながらレイきゅんがしどろもどろに答えた。
よし、和姦成立!
セーラっち…約束破っちゃうけど、ごめんね。
決して私が襲い掛かる訳じゃないの。
愛し合う男女の営みが行われるだけ。
レイきゅん自らが望んで、アタシに童貞を捧げてくれるだけなの…
帰って来たら3Pに付き合ってあげるから許してね?
「じゃ、レイきゅん! 寝室に行こうか〜♪」
レイきゅんの小さなおててを握り、アタシ達は寝室へ向かうのだった。




