脱衣
帰還した先はリタの住処、賢者の塔。
これから先、此処が拠点となるのだろう。
中階までは展望台があったりして観光客や旅行者が訪れるらしい。
上階は完全にリタの住処になっており、一般人は立ち入る事は出来ない。
元の世界で言うところの、セレブが住むタワーマンションみたいな感じ?
流石は大賢者様である…
そして肝心のお風呂なのだが、上階の内のワンフロアは丸々と大浴場になっているという…!
素敵すぎるよ、リタ!
早速、案内されて大浴場とやらにやって来た私達。
勿論、リタしか使わないから男女別にはなっていない。
それは、つまり…
レイきゅんと混浴!!
やだもー!どうしよう!
男の子と一緒にお風呂に入る、それは女にとって人生の中でもメモリアル的な一大イベントである…筈。
少なくとも、私にとってはそうなの!
なんて事を考えている間に…
脱衣場に入るや否や、真っ先に服を脱いだレイきゅんは我先にと直ぐに浴場に入ってしまった。
しくじった!
服をお脱がせするイベントは次回に持ち越しだ…
「皆様の衣類や鎧は、ちゃんと洗っておきますね〜!」
突然に現れた宙を浮くぬいぐるみ…?
何だコレ?
小さい頃に見てたプリキ○アの妖精みたいな…?
「此奴は儂の使い魔じゃ。これからは身の回りの世話を任せるとよいぞ」
リタがぬいぐるみを撫でながら教えてくれた。
使い魔…?
何かいろいろと凄いなぁ…
そうこうしながらも、鎧や服を脱ぎ始める。
戦乙女の衣装、いろんなピースに分かれているから脱着に時間が掛かるのよね。
「んじゃセーラっち、お先に入ってるね」
一糸纏わぬ姿になったデューレが声を掛ける。
綺麗…!
もう、滅茶苦茶に綺麗!
肌は真っ白だし、スレンダーな体型は眩いばかり。
おめーさては女神様だな?ってくらい綺麗!
お胸の大きさ以外、私が勝てる要素は何も無いじゃないですか…
て、そんな事より!
は、生えてない…
その、つまり無毛。
もしかしてエルフって生えないのだろうか?
「儂も先に入っておるぞ」
同じく、一糸纏わぬリタ。
微妙に膨らみ始めてる、控え目なお胸が可愛い。
彼女も身体的には子供だし、当然ながら生えてない。
どうしよう…
私だけ、生えてる。
レイきゅんから気持ち悪く思わないかな?
よく修学旅行とかのお風呂で、未だ生えてない子が恥ずかしい目に遭うやつの逆バージョン。
ううぅ…
2人と違い、タオルを身体に巻いて私は浴場に入って行くのだった。




