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水の戦乙女(アクア・ヴァルキリー)   作者: らいとふっと
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告白


「それで…何かな?レイきゅん?」


鋭くレイに落とされるデューレの視線。


M字で開脚した状態で2人に惜しげもなく局部を晒しながらも、彼は必死に堪えていた。


「実は…お前達が船で上陸した時に、俺…お忍びで民衆に混じって見に行ってたんだよ。こちらでも噂になってる新たな戦乙女(ヴァルキリー)を…」


「ふ〜ん、そうだったんでちゅね?で、初めて見るセーラっちはどうだったのかな〜?」


デューレが誘導尋問的に話を進める。


「…その、凄く綺麗だった。上手く言えねぇけど…。つまりだな…一目惚れしちまったんだよッ!」



「えッ…?」


思わず私が声を上げてしまった。


(一目…惚れ?……え?えぇ?ええぇ?)



今にも泣き出しそうな顔をしている彼。

なのだが、そそり立つ象さんと…あの…その…穴が…見えちゃってます…



「えーーッ?レイきゅんってば、セーラっちの事が好きになっちゃったの〜?意地悪したのも愛情の裏返しってヤツ〜?」


デューレは今にも笑い転げそうになってしまっている。



「あぁ、そうだよ!笑いたきゃ笑えよ!要するに…今は亡き(アイツ)に嫉妬しちまうのが辛いんだよ!こんな綺麗な…滅茶苦茶にタイプなアンタが、ローランの物だったって考えたくなかったんだよッ!」


「嫉妬…?ローランに…?」


私はキョトンとしながら彼を見下ろす。

が…

ああぁ…象さんがッ!?


いったい何なんだろう、この状況は。



「一世一代の告白が出来て良かったでちゅね!レイきゅん?」


「ふざけんな変態エルフッ!早く拘束を解けよッ!」


「あらあら、おっきした○○○もおちりの穴も見て貰いながらの告白なんて、ロマンチックでちたよ〜!」


デューレは吹き出す寸前の様だ…






なんだかもう、どうでも良くなってきた。

私の独りよがりな気持ちなんて吹っ飛んだよ。



ありがとう、デューレ。


それから…恥ずかしい目に遭わせてごめんなさい、殿下。




「デューレ、もう許してあげようよ?」


「え〜?2人でおっきした○○○を踏み付けるお仕置きが残ってるのに〜?」


「ふざけんじゃねぇッ!」




こうして、デューレによるお仕置きは終わった。

拘束を解いて、マントを羽織わせる。


「あの…なんか…ごめんなさい、殿下」


「大丈夫だから、もう気にすんな…。だけど、お前に惚れたのは嘘じゃねぇからな?」


「うん…、でも私は…」


「今は言わなくて良い。今回はリハーサルだからな?本番までにはお前が(アイツ)よりも俺の事が好きになってる様に頑張るからよ…」


「……無いと思う。ごめん…なさい」


「だーーッ!だから、それを変えてやるって言ってんだよッ!」


「ふふッ、無理じゃないかなー?」


自然と笑みが溢れた。


つい先程まで、この人に対する怒りや悲しみが渦巻いていた筈なのに。


人間って不思議だね、ローラン。



「それからよ…何度も言うが、殿下とか言うな。レイって呼べ!俺も…その、セーラって呼ぶからな…」


「…了解、レイきゅん!」


「チッ…好きにしろ」



私とレイの会話を聞いている最中も、デューレは笑い転げるのを必死に堪えていたのだった。


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