太陽に虐められる
掲載日:2017/03/16
太陽に虐められる
眩しくて、眩しすぎて
もう目も開けられない
私の世界は真っ暗に染まる
それでも太陽に届きたくて
盲目のまま進み出す
太陽に虐められる
熱くて、熱すぎて
身体中から汗が噴き出す
傷口に染み込んで全身が痛い
それでも太陽に届きたくて
痛みに苦しみながら進み続ける
太陽に虐められる
遠くて、遠すぎて
もう諦めてしまいそうになる
「キボウ」の「キ」の字も書けないや
それでも太陽に届きたくて
あと少しと自分に言い聞かせながら進み続ける
太陽に虐められる
あと少し、あと少しなはずなのに
必死に手を伸ばす
ちぎってでも伸ばしたい
もう数歩で太陽に届きそうで
一気に飛び込んで太陽に触れた
太陽に虐められる
せっかく、せっかく触れたのに
手が熱くて痛い
太陽に触れた部分から次々と蒸発していく
長かった道のりと置いてきたものを思い返して
後悔ばかりが募った




