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異世界二重奏は高らかに  作者: 羽良糸ユウリ
序章:現実世界に異変が起こったようです
3/221

状況把握のお話。

能力名考えるのって楽しいですね。

※七千文字近くなりました、ご了承ください。

 響はまず、この状況を整理した。




 まず、転校生である「東雲アザミ」がこのクラスにやって来た。

 軽い自己紹介の後、一時間目の授業である現代社会の途中に空に巨大な魔方陣が映し出され光球が降ってきた。

 その中から現れたのは数人の黒いローブの集団、そしてそれを取り巻く化物ども。



 リーダー格の男の「魔法」によってクラスの半分が消し飛ばされ校舎が破壊される中、白い翼の生えたアザミが防御用の結界だとかいうものを発動させた。

 ここまででも十分意味が分からない上、アザミは攻撃してきた男を「イグニス」と呼び出す始末であった。




 その後黒ローブの集団は何かしらの「魔法」と思われる手段によってその場から姿を消した――――――。




 「展開が急すぎてなんか逆に落ち着いてきた……」



 人はこういう急激な事態に直面すると慌てふためくよりも先に、現実の状況に混乱して自分でもびっくりするほど落ち着くようだ。

 その証拠に、響はこの異常な状況でこんなことを考えられるくらいには冷静さを保って居られている。



 「そうですね。このことについて説明しますので、みなさん一度こちらに集まってきてもらえませんか? 動ける人だけで構いませんので。怪我をしている人はそのまま安静にしていてください」



 イグニスと呼んだ奴らを追い払ったアザミが翼をはためかせ、ガラスの割れた窓から教室に戻ってきた。

 教室にいるのは、もとい生き残ったのは十七人。そのうち重傷を負ったのが九人、軽傷で済んだのが八人だった。



 重傷を負った九人は爆発の衝撃波で教室の中心から後ろの方まですごい勢いで吹き飛ばされており、その際に教室の左の壁に鈍い音がいくつも響いたのが聞こえていた。それに巻き込まれた生徒も気絶したり、その場にうずくまっていたりしていた。



 アザミの指示に従うように軽傷で済んだ8人が窓際に集まってきた。集まったのは響と梓、影山に佐伯。それから図書委員長を務めている三浦(みうら)琴葉(ことは)

 影山と同じく中学校からの友人である滝本(たきもと)凪沙(なぎさ)、女性のような名前と容姿だがれっきとした男性である。

 それと素行が悪く生徒指導の常連、荒川(あらかわ)賢介(けんすけ)とその彼女であるギャルの藤島(ふじしま)絵美里(えみり)、集まったのはこの八人だった。



 「ったっく。ねえちょっとこれ今どういう状況!? ネイル剥がれちゃったじゃん! もぉ最悪!」



 異常事態にも関わらず自分のことを優先する藤島、この空気の中そんなアホらしいことを大声で騒ぐところを見るに体も頭も案外無事なようだ。いつもであればうるさくてイライラすることこの上ないが、少しでも無事な人間が多いこの状況ではある意味重宝するだろう。



 「落ち着こうよ藤島さん。今はそんなこと気にしてる場合じゃないって!」



 童顔で幼い見た目に似合わず正義感溢れる性格の凪沙が、自分勝手に騒ぐ藤島をなだめ始めた。

 ギャーギャーうるさい藤島とそれをどうにかして抑え込もうとする凪沙のバトル、実はこの光景は普段の学校生活でもよくあることなので、いつも通りのことをしている二人を見ると響はなんだかこの状況に苛まれている自分がおかしいのではないかと思いそうになってしまった。



 「おい絵美里! そんなことで喚くんじゃねえよ! 滝本の言う通りだ。ちょっとは黙れ」



 おおよそ彼女にかける言葉ではないが、藤島よりは空気が読めるであろう荒川が藤島を一喝して黙らせた。

 彼氏の怒号に藤島も反論できずに静かになり、言い争いが収まったところで本題に入った。



 「……で? 結局どういう状況なんだ、東雲さん。でっかい魔方陣といい黒ローブの奴らといい、何がどうなってるんだ?」

 「まあそう焦らないでください、順を追って説明します。ではまずあの集団についてですが、魔法を使ったあの男の名は「イグニス」。こことは違う世界の種族の人物です」

 「こことは違う世界?」



 そんなファンタジー感満載の説明を受け入れろというのかこの人は。

 だが現実に起こっていることを考えれば実際そう考えなければ説明がつかない、むしろついてくれなければ困るのだ。



 だがしかし、なぜこんなことをこの人は知っているのだろうかという疑問が響の頭をよぎった。



 「はい。こことは違うもう一つの世界があります。私たちはその世界を「ネメシス」と呼んでいます。少しばかし説明が長くなるかもしれませんが最後まで聞いて下さい。ではまず――――――」



 と、アザミによる異世界「ネメシス」について説明が始まった。

 ところどころ分かりづらい話し方があったため響は自分なりに頭の中でまとめてみることにした。



 第一に、響たちが住むこの世界とは違う世界の名はネメシス。

 そこでは人族・獣族・妖族・魔族・海王族・竜族、そして存在が幻とまでされている神族という種族があるという。

 そこではアニメやゲームの世界のように魔法が使われており、人族と魔族もとい魔物という化物が争っているという王道のテンプレ展開が繰り広げられているらしい。




 先ほど襲撃してきたのはイグニスと呼ばれる魔族の長だそうで簡単に言うと魔王である。

 魔王がいるということは勇者もいるのじゃないかと思ったところ、実際いるようだ。

 どんなことをしているのかはお約束通り魔王討伐なのだが、先ほど襲撃してきたことを考えるとどうやら勇者はまだ討伐できていないようである。



 「それで、結局のところ俺らはどうして襲われたんだ? その異世界の魔王とやらが俺らを襲う理由がまだ分かってねえじゃねえか」



 影山からごもっともな意見が飛ぶ。そりゃそうだ、理由もなしに襲われたんじゃたまったもんじゃない。

 異世界の魔王様が気まぐれで襲撃してきたと言うならば、もしかしたら響はこの目の前の翼を生やしたアザミをぶん殴ってしまうかもしれない。



 「仰る通りです。単刀直入に申し上げますとみなさんには、勇者に次ぐ新たな対魔王用戦力となれる素質があるのです」



 おっとまたおかしなことを言いやがったぞこいつ。

 次から次へとわけの分からんことをポンポンポンポンさも当然のように口走りやがって。



 「ようするにあれか? 『俺たちは魔王と戦うことのできる選ばれし勇者たちなのです』とか頭おかしいこと言ってんのか? てめえは。はっ倒すぞこのアマ」



 どうやら荒川も響と同じ意見だったようだ。荒川が言わなければ響が言ってただろう意見にも、アザミはすまし顔で、当たり前のように答え始める。



 「残念ですが、私は今からその頭のおかしいことを言うつもりでいました」

 「そ、それはつまり……私たちがさっきの人たちと戦うってことですか……?」



 と、琴葉は今にも泣きだしそうな顔でおずおずと震えながら質問をする。この人は普段からおとなしくて、争いを好まないタイプの人だ。

 質問はどうやらその通りらしく全員が驚愕の表情を隠し切れないでいた。



 それもそうだろう、いきなり「みなさんは新たな勇者候補として戦える素質が―――――」なんて言われたところで展開が急すぎる上に実感が全くない。

 現実味がなさ過ぎて信頼するに値するものでは到底ないのだから。



 「実はこの星。みなさんが地球と呼んでいるこの惑星は、大気の割合・海と陸の割合・人族と非常によく似た生物である人間が暮らしているなど、ネメシスと環境がほぼ同じといってもいいのです。強いて言うなら魔法や種族の有無の違いがありますが、大方は同じなのです」



 このことから私は、この星の人間ならば魔族や魔王に対抗することができるのではないかと考えたのです。

 そう言い終えたアザミは繋げてこう言った。



 「そしてその星に住むみなさんには、あの魔王を倒せるかもしれない力があるのです。お願いします。どうか、ネメシスの平和のために、魔王を倒すために、力を貸してくれませんか?」



 全員の時が止まった。そう思えるほどにみんなの思考は停止してしまっていた。

 今響たちは、どんな場所化も分からない異世界のために魔王を倒す戦力になれと懇願されたのだ。もしそれが本当ならきっといつ死んでもおかしくないだろう。もしかしたらチュートリアルで瀕死の状態になるかもしれない。そんな危険なことをお願いされているのだ。はいそうですか、なんて簡単には言えない。言えるわけがない。



 さっきも言ったが、展開が急すぎる上に突飛的過ぎて信用しようにも信用できそうもないのだ。


 みんなが目を目配せ始める。

 どうするか悩んでいるのだ、世界の命運を分けるかもしれない選択を突きつけられて、それぞれがどんな反応をするのか伺っているのだ。



 「俺はやる……やってやる!」



 最初に名乗りを上げたのは影山だった。

 こいつはこんなときでも誰かのためを思っているのか、そう響に思わせるほどに迷いのない答え方だった。



 「影山君がやるなら僕もやるよ!」



 次いで名乗りを上げたのは凪沙だ。

 持ち前のその性格と、影山が選択したことで、自分の正義感に火が付いたのだろう



 「じゃあ俺もやるよ。やりゃいんだろ、やりゃ。どうせこのまま残っても楽しくなさそうだしな」



 気だるげに荒川も手を挙げた。



 「賢介がやるんなら私もやるし!」



 藤島も名乗りを上げ、



 「私もやるわ。実感沸かないけど、やらないとそのネメシスが大変なんでしょ? じゃあやらないと!」



 佐伯が決意を固め、



 「み、みんながやるならその……自信ないけど。が、頑張ってみようと思いますっ!」



 最後にあの琴葉までもが覚悟を決めた。

 彼女の場合、どちらかと言うと流れや雰囲気に押されたと言った方が正しい気もするが。



 「残るはあなた方お二人だけですが。どうしますか?」



 真っすぐこちらを見つめるアザミとその他六人。

 響はこの説明の中、一言も言葉を発さなかった梓の目を見た。

 梓のその曇りのない瞳を見て、響は梓がどうするか瞬時に分かった、伊達に長いこと幼馴染やってはいない。

 響と梓の声が重なった。



 「俺もやる」

 「私もやる」



 全員の覚悟が決まった。

 響たち全員はこれから異世界を救う旅に出ることを決意し、その言葉を聞いてアザミはホッとした表情で笑った。



 「ありがとうございます。本当に、ありがとうございます」



 恐らく、もうみんな正常な判断が出来なくなってきているのだろう。

 目の前でクラスメイトが惨殺され、全くと言っていいほど現実的ではないこの状況、しかもアザミに関しては業務的な言葉でさらりとことを片づけてしまっていた。

 そしてこの状況下で自らが動くには周りに乗っかるしかない、誰かがやると言えばそれにつられてやるしかないのだ。



 ベルを鳴らされてご飯がやってくると本能的に思っているパブロフの犬のように、もはや考えて動くのではなく受動的に動かざるを得なくなっていた。



 「よっしゃ! じゃあやるか!」そう言って影山がみんなを鼓舞し始めた。

 本来ならばここはそんな軽い状況ではない、「じゃあやるか!」で決められるほど楽観視できるような状況で無いことは少し冷静になれば誰だってわかる。




 ――――だがもうここに冷静な人間は誰一人いない、そう、誰一人として。




 精神が麻痺している彼らにとってこれが影山らしいいつも通りの様子なのだ。

 響たちはそんなことに気付かず、()()()()()()に安心しつつ、ずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。



 「そういや、まだ東雲さん自身の説明がまだだけどいつ説明してくれるの?」



 次々とやってきた驚きの連続ですっかり聞きそびれていた。

 見た目についての疑問もあるが、なぜそんなにもネメシスの事情について詳しいのかなど、聞きたいことは山ほどあるのだ。



 「それもそうでしたね。では簡単に説明しましょうか」



 そしてもう何度目になるだろうアザミの驚愕発言が放たれた。



 「私の本当の名は女神アザミ。ネメシスで人族の管理を担当しています」



 魔王の次は女神と来たか。

 響は心の中でため息を吐いた。



 「流石にもう驚かないよ、アザミちゃん!」



 いつの間にか元気を取り戻している梓が響の心を読んだかのように告げた。

 本来ならば驚いた方が良いのだが、こんな状況ではもう仕方あるまい。

 梓の言葉を聞いてアザミは、もとい女神様は笑った。



 「フフフッ。そうですか、なら安心です。早速ですが、みなさんにはこれからネメシスへ転移してもらいます。そこで、魔族と戦う力を身に着けてもらいます」

 「いいけど、俺ら魔法とか使えないぞ?」



 考えてみれば魔法を使う相手に魔法もなしの神風アタックを仕掛けるなんて馬鹿な真似はできないし効果もないだろう。



 「もちろん分かっています。まずみなさんには私から女神の恩恵である適合能力を授けたいと思います。そのためにみなさんがどんな能力に適しているのかを検査させてもらいますので、横一列に並んでください」



 その言葉を聞いて、全員素直に並ぶことにした。アザミの手の平から、防御用の結界と同じ色の魔方陣が展開され、全員の胸のあたりまでゆっくりと移動してきた。これで何の適合があるのかが分かるという。もっと大掛かりなものだと思っていたがそこはきっと女神様のご都合主義魔法とやらの力なのだろう。



 「なるほど。みなさんもういいですよ。結果は分かりましたので、右から順にお伝えします」



 まずは凪沙。

 適合能力は「暗宙模索(ハートレスソナー)」。周囲の環境や他の生物の弱点をある程度把握することができるという能力。ソナーの役割も果たし、建物の構造から内部の生物がどこにいるかも分かるらしい。



 次に藤島。

 適合能力は「我淀引水(デコレーション)」。所持品や装備を改造したり、性質を付与することができる能力。付与できる性質はあまり多くできないが、自分の都合のいい性質をつけられるとかなんとか。



 続いて荒川の適合能力は「王行闊歩(ルート・イズ・マイン)」。数秒間の相手の行動パターンの把握から、自分が行う行動によって相手がどうなるかも予想できる能力。ただし実力差によっては行動パターンの把握が困難な場合もあるようだ。



 佐伯の適合能力は「統同伐異コントラストマネジメント」。精霊を召喚して使役する能力。精霊を統率しての集団行動が得意で、種類によって攻撃・回復・支援の三つの属性がある。数が多くなればなるほど、コントロールが難しくなるという。



 影山の適合能力は「全神全霊アンリミテッドキャパシティ」。身体能力の超向上というシンプルなものだが、上手く使いこなせば相手に一回も反撃どころか、反応すらさせずに倒すことができる対人型特化の能力。



 終始おどおど気味の琴葉の適合能力は「同病操麟(ペインウォーフェア)」。自分が与えられた肉体的ダメージや苦痛をそのまま相手に返すという完全なカウンター型の能力だが、自分が耐えられる許容範囲を大幅に超えたダメージは返すことはできない。



 梓の適合能力は「刀剣乱撫ブレイド・ア・ウェイク」。ありとあらゆる刀を造りだしたり、体や地中から剣を生やすこともできる近接戦闘型の能力。あまり造形の複雑なものは創造に時間がかかる。



 そして響の適合能力は「兵器神速(ノア・ウェポン)」。見たことや触れたこと、使ったことのある武器、またはちょっとした小物を瞬時に造りだせる能力。梓の能力より造ることのできる武器のバリエーションが多いが、一度に大量の武器を作り出すことはできない。






 かくして全員に適合能力が備わった。

 もう後戻りはできない。







 「今与えた能力は使用や戦闘経験によって成長していきます。具体的には精度の向上や一度に造りだせる量や性質付与の増加など。では最後に私からスキル「異世界言語」、「身体能力向上」、「魔力成長性量増大」、「所持魔力大」、「意思疎通」、「詠唱破棄」。この六つを差し上げます。それともう一つだけ言っておかなければいけないことがあります」



 そういってアザミはこう続けた。



 「いくら我々女神の力といえど、全ての源である魔力を無から与えることはできないのです。そこでみなさんには、一度ネメシスの世界で転生してもらい、人生を最初からやり直してもらう必要があるのです」



 驚きはしなかったが、固まった。

 人生を一からやり直せ……ということだ。

 はっきり言って予想してなかったからもうどうしたものか。いやもう諦めよう。そうするしかないのならば従うまでだ。みんなも疲れたのかそんな顔をしている。それに響にとって転生した先で梓が無事なのかどうかの方が心配なのだ。



 「ご安心ください。皆様の関係性や姿はちゃんと引き継がれるように転生させます。水無月さん・遊佐さん・影山さんは幼馴染同士。荒川さんと藤島さんは許嫁。滝本さんと三浦さん、佐伯さんも幼馴染ではありますが、三人と生まれる場所が異なります。女神の力で転生前の記憶も引き継がれますので安心してください」

 「そんなことができて魔力は無理なのか?」

 「無理なのです」

 「本当に?」

 「………はい、本当です」

 「今の間はなんだ!?」




 本当にできないのか怪しくなってきたぞ、と響がそんなことを考えている内に全員の足元に大きな魔方陣が一つ現れた。



 「では準備ができました。皆様、行ってらっしゃいませ。またネメシスでお会いしましょう」



 半ば強引ではあるがこうして響たちの異世界物語は幕を上げた。

 若干のグダグダ感は否めないが、それはネメシスの世界でどうにか巻き返せることを期待しよう。



 視界がだんだん白くなっていく。

 いよいよらしい。とりあえずこの後の響の当面の目標は、命を大事に、でいくことにする。

 響は薄れゆく意識の中、なんとなく梓の手を握ってみた、もしかしたら何らかのバグ的な事象で会えなくなってしまったら困るから。



 急に手を握られて困る梓だったが、次の瞬間響の顔を見てなぜか俯いてしまった。




 「…………バカ」



 梓が何か言ったように聞こえたが不運にも響はよく聞き取れなかった。

 だがまぁ、転生先で聞けばいいかと響は片づけた。




 体がまばゆい光に包まれる。

 響たちの世界を救う戦いが今まさに始まろうとしていた。



 

 己の精神が、もうまともではないことに気付かぬまま。

次回からネメシスの世界で冒険します。なお能力名は四字熟語を元にしました。


誤字脱字、変な言葉があったらご指摘お願いします。

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