虹彩は君色
この空間を君の吐息で
この地を君の声色で
世界を君の虹彩で
地球を君の絵の具で
宇宙を君の全圧で
染めたい。
君を全剥いでみたい
君の瞳の鏡に映る景色の本意を知りたい
君の青を僕の青にしたい
僕の緑を君の緑にしたい
僕等をつなぐ冷たい水は
君の肌に触れることを防いでいて
寂しい
それでいて安心
君の言葉の一文字一文字が
安心決定だった
君は僕の仏だった
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