プロローグ
~プロローグ~
まだ魔法が信じられていた世界
魔法が生活の基盤であり
魔法が発展する国のおはなし
きみはいまあるこの科学の世界だけが現実だと思うのかい!?それならボクの知る昔ばなしを聞いておくれ
とある、魔法都市の近郊の
いなか町に和夏という少女が暮らしていた
少女はもともと和の国の民であり身寄りがなく見受けとなってくれた里親と暮らしており数年ほど前に里親が米と麦の混合食材のための魔法の調味料を
龍の住む谷へとりにいったことから
すべての物語がはじまった
里親も軍神とまで吟われた伝説の剣士の義父と治癒系統魔法では魔法都市ずいちの優秀な魔法使いの義母
そんな里親が龍の住む谷の近くに咲く赤紫の花を摘みにいく日課で思いもよらぬ出来事にみまわれたのだ
ここの龍はひとと話ができておとなしい性格なのだがその日はちがったのだ…
龍の産まれたばかりのこどもを密猟団が罠にかけてころしてしまったのだ
そんな時に里親がいつものように調味料をとりにきた時に龍がほとばしる
大火炎を密猟者たちへ吐いた
密猟者たちは充分な装備品を揃えていたはずだったそう人間の基準でここまでの装備品があればいくらドラゴンといえど討ち取れると言うかってな推測だったのかにたにた呑気にかまえていた
次の瞬間には
もう龍の吐いた大火炎はうむもいわさず辺り一面を焼き払らいなにもかも無に返してしまったのだ
幸いにも5人いた密猟団はひとりだけ生き延びていたのだったが
ガクガク震えた足でヒョロヒョロ走り逃げだしたのだが龍が咆哮とともに天高く舞い上がり空を飛び追いかけてきた
それを見た里親が龍から守ろうと密猟者をかばい龍を向かえ討とうとした
次の瞬間密猟者が養父の背中を刀で突き刺したのだ
密猟者『へへ、わりぃなあんたを餌にしてるあいだに俺は逃げさせてもらうぜ』
養父『ぐぬ、なんたる外道』
養母『あなた!!あなた!!』
養父『いかん、おまえだけでも逃げるんだ!!』
養母『いやよ、あなたをおいてはいけないわ!!』
そんなラブすとリーを演じるふたりのことはお構い無しにこの世のすべての上に君臨する強大な龍がふたりにこの世のすべてを焼き払うほどの太陽のフレアのような
大火炎をあびせたのだ
そして彼らは行方不明になる
この時和夏が8才の誕生日を迎えたばかりだった