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大陸の民族事情(各種族の設定覚え書き)

なんだか他の種族が名前だけ出てきたり、ごちゃごちゃしたりしてきました。

名前だけ出すとか、不親切だと思ったので設定を出しておきます。

自分用のメモが元なので何となく大雑把だったりする設定ですが。


作中に出てくる六種族がどんな人達なのか、気になる方はここから参考にして頂けたらと思います。

 大陸に住むのは六種族。

 基本は『人類』というくくりの種族の中で、それぞれ創った神が違うという伝説。

 そんな設定。なので、全種族共通で数える時の単位は『~人』となる。


 かなり大昔に種族間で話し合い、それぞれの生活様式に合わせて大陸の土地を分け、住み分

 けていた。しかし独占する訳ではなく、種族間の行き来は盛んだった。現在は過去形。


 農耕を生活の基本とする『人間』には南の豊かな土地を多く分けられていたが、その分生活

 が豊かになり、結果的に土地から溢れるくらい人口が増えた。

 人口が増えた為、新天地を求めて魔族の土地に攻め入ったのが、大陸の騒乱の始まり。

 最初は死活を問う必死さだったが、数で押したら意外に他種族がちょろかった為、今は完全

 に調子に乗っている。

 


★魔族(正式名称:魔人族)

  創造主:夜と月の神    信仰対象:夜と月の神


  巨大な魔力とそこそこ頑丈な肉体を持つ、多種多様な種族。

  一つの能力に特化した者が生まれることもあり、その為、様々な外見を持つ者がいる。

  後天的に己の肉体を魔法で強化・改造する者もいるので、外見は何でも有りに近い。

  ちなみに改造した肉体は遺伝する為、年月が経つ程に多様性は増していくこととなる。

  魔力が強いので独自の魔法を発達させてきたが、身体能力も優れているので直接戦闘も得

  意という、種族総じて戦闘能力の高い種族でもある。ほぼ戦闘民族。

  だが、個人の能力が高すぎる為、誰かと協力して戦うという発想が全くない。

  協調性は知っているが、チームプレイを知らない種族。

  その為、数で押せ押せの『人間』に追いやられ、先祖代々の土地を殆ど奪われるという憂

  き目に合う。追いやられ過ぎて、民族分断が進み、実は絶滅五歩手前位までいっていた。


  ちなみに彼等の住まう土地は『人間』が元々住んでいた土地と隣接しており、六種族で一

  番『人間』の被害に遭っている。他の種族は魔族が防波堤の役割を果たしていた為、魔族

  ほどの酷い被害は受けていなかった。


  かなり昔、大陸で本名を用いた呪いが横行した事がある。

  以来、長命で比較的過去を記憶している種族では、本名を日常で用いない習慣ができる。

  魔族もその例に漏れず、本名ではなく愛称で呼び合うのが一般的。



★人間(正式名称:人種族の中間にある種族 → 略して人間)

  創造主:穀物の神     信仰対象:昼と太陽の女神


  全ての種族の中間に定められた為、どう頑張っても平均並みの能力しかない種族。

  代わりに生存能力と繁殖能力が凄まじい。多分、何があっても最後までしぶとく生き残る。

  寿命が短い為か生き残りたい、繁栄したいという欲望が凄まじく、試行錯誤している内に

  工夫が得意になった。手先が器用で、他の種族の良いところを真似るのも得意。器用貧乏。

  他の種族全ての能力をある程度真似して使うことができるが、そこそこの威力にしかなら

  ない。だが本人の努力次第で他の五種族の能力を全て得られる場合もあるので、恐らく全

  種族で一番可能性を秘めた種族でもある。

  調子に乗ってやりたい放題やった為、他種族と険悪。

  だが、天翼族だけは同じ神を信仰しているよしみでとても仲が良い。


  数百年に一度という希さで、全能力の強化された突然変異種「勇者」が生まれる。


  創造主たる穀物神は六種の神々の中では一番階級の低い中級神。

  それもあり、直接に穀物神を崇めるのではなく、その上位神たる日女神を信仰している。



★妖精族(正式名称:地上種妖精族)便宜上、白妖精と呼ばれることも。

  創造主:大地と植物の女神 信仰対象:大地と植物の女神


  種族総じて緑の瞳と、虫の様に繊細な羽を持つ、多種多様な種族。別に白いとは限らない。

  小さい者から大きい者まで様々な外見の者がいるが、どう育つかは本人の資質と努力次第。

  生まれつき対となる植物を持っており、対が枯れない限りは死なないという反則的寿命を

  持つ。また、対の植物から生きるのに必要なエネルギーを補給することができるので、別

  に飲み食いしなくても死なない。その為、食欲などの生存に必要な欲が薄い。

  でも睡眠欲は別。みんな、よく寝る。昼寝と日向ぼっこが人生の幸せと豪語している。

  六種族で最初に創られ、寿命も長すぎるので、種族全体が超呑気。


  六種族の中で最も変わった生態系をしており、異質な所がある。

  その最たるは生まれ方で、先ずは植物の種として生まれ、最初の開花で人の身体を得る。

  親指姫の様に花から二度目の『誕生』を果たし、残った植物が対となる。

  その為、妖精族には『赤ん坊』に値する期間がない。

  強いて言えば、種~芽吹くまでがソレに当る。



★岩妖精族(正式名称:地下種妖精族)便宜上、黒妖精と呼ばれることも。

  創造主:大地と岩石の女神 信仰対象:大地と岩石の女神


  岩山を入り口とする地下世界でのんびり暮らす、多種多様な種族。別に黒い訳ではない。

  小さい者から大きい者まで様々な外見の者がいるが、どう育つかは本人の資質と努力次第。

  太陽の光を苦手とする者が多く、地下に住むだけに、大地に属する精霊と仲が良い。

  種族総じて珍しい鉱物コレクターでもある。美しい宝石の為なら、容易く言うことを聞く。

  しかし情に厚く、種族全体の結束が強いので、仲間を売ってまで石を求める者はいない。

  牧歌的で平和な生活を好み、酒が手には入ったら宴会をせずにはいられない陽気さがある。

  地上種の妖精と違って羽はないが、代わりに霊的なモノまでよく見える目を持っている。



★竜族(正式名称:竜人族)

  創造主:海と嵐の神    信仰対象:海と嵐の神


  竜の姿と人の姿、両方を持つ頑健な一族。六種族で一番丈夫で身体能力が高い。

  大陸の東側にある群島を主な生息地にしており、魚介類があれば後は幸せ。

  丈夫で長持ちの体を活かし、武術に長けた者が多い武人の一族でもある。

  性質は実直で正義感が強く、誠実な者が多い。その分素直でもある。そして口下手。

  弁舌に長けた者にはすぐにころっと騙される、騙されやすい一族。

  彼等自身もそのことを充分自覚しており、「余所者怖い」の精神が染みついている。

  その為、住処の島に引きこもって中々出てこない、引き籠もり種族と化している。



★天族(正式名称:天翼族)

  創造主:昼と太陽の女神  信仰対象:昼と太陽の女神


  金髪碧眼で背に一対の白い翼を持つ一族。その見た目から、天使とも呼ばれる。

  高い場所と日向ぼっこが好きで、日出でと共に起き、日入りと共に寝る超健康生活。

  実は一族全員が呪い並に酷い鳥目で、夜になれば月や星が出ていても真っ直ぐ歩けない。

  太陽の光を源とする強力な術が使えるが、夜は役立たず。

  空を飛べない限りは辿り着けない山岳地帯に村があり、必要がなければ絶対に山を下りよ

  うとしない、超引き籠もり一族でもある。数も少ないので、幻の種族とされている。

  竜族と1、2位を争う引き籠もり種族の双璧と噂されている。


  実はその引き籠もりは、主神たる昼と太陽の女神から継いだ資質なのだが…

  そのことを知る者は一人も居ない為、誰もが彼等の引き籠もり癖を惜しく思っている。




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