「なろうのフィードをスクロールしてるそこの君、ここをクリック」
やあ、久しぶりだな。忘れてないといいんだけど。
俺は究極神――まあ、自分でそう名乗ってるだけだが。ちょっと大げさかもしれないけど、こんなに長く生きてりゃ、自分を少しばかり大きく見せる権利くらいあるってもんだろう。
で……お前はVロードにアクセスしようとしたか?難しいってのは分かってる。君たちはもうとっくに高次元の存在として実在してるんだからな。次元の壁ってのは、君たちみたいな連中でさえ、気軽に散歩できるようには出来てないんだよ。
まあ、順調にやってるんだろ?
「あれ」も今は特に何もしてない。下位世界に作った人間の化身を守ってる以外はな。前に話した通り、今の「あれ」の化身は高遠夜霧だ。だが、その前には数十万もの化身が存在した――いや、している。下位世界にはな。
「存在している」って言ったのは、無限に分岐した時間軸の中で、過去の化身たちが今もなお存在し続けてるからだ。「あれ」とは違って、その人間の化身は時空に縛られてる。有限で、儚くて、そして――ただの死すべき者だけが持つ、はかない美しさがある。
さて、これから面白い化身の一人を見せてやろう。「あれ」は永きに渡って多くの化身を創ってきたが、こいつは――他の連中と違って――その力を一切使わないと決めたんだ。
一度も、だ。
想像できるか?俺よりも遥かに上位の存在が、ただの……人間として生きることを選んだんだぞ?
彼の人生がどう転がるか、見物してやろうじゃないか。
前の小説と同じように、今回もまた謎の空間で綴られてるんだろ?本当に面白い存在だな、君は。遥か彼方から見守り、決して触れることのできない世界を覗き込んでる。俺と君は、そう変わらないかもしれないな。
まあいいや。続けよう。この『あれ』の化身がどんな活躍を見せるのか、見届けるとしよう。
この作品は『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の二次創作です。完全なファン作品であり、原作者・出版社とは一切関係ございません。




