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祭り
散歩中に二条さんと会ってから1週間が経った。
今日は祭り。半年前、親が買い与えてくれた上等な浴衣を着て、祭りを楽しむ。ちなみに、雪斗と雅ちゃんは付き合っているので、お互いがどこにいるかは知っている。
そうしてしばらく歩いていると、雪斗が「二条さんいたよ」と答える。「本当?どこ?」と僕は聞く。「ちょっと待って、見ないほうが良いよ」と雪斗は答える。見ると、二条さんが男の人と歩いているのが見えた。
悔しいのか、悲しいのか分からない。
背を向けて、ただひたすら僕は走った。
少し離れたコンビニに来た。そこで、いつものようにラムネを買う。悲しいときはいつもラムネを買っている。しばらくしてコンビニを出ると、そこに二条さんが立っていた。




