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(この視点は櫻井のものではない)

何だろう…気分が悪い。

退院したはずなのに。

人として見てなかったけど、お見舞いに来てくれた櫻井には感謝している。

千羽鶴を持ってきてくれたし、良いクラシック曲を教えてくれたりもした。

――そこから少し、記憶がない。

気が付くと、目の前にはロープの輪っかがあった。自然に足が進む。やめたいのに、抗えない。

椅子に立ち、輪っかを首に掛ける。

スマホを操作し、音楽アプリの再生ボタンを押す。

その瞬間、僕は椅子を蹴った。

息が苦しい。ロープを外したいのに外せない。

部屋に短調の曲が鳴り響く。

ふと思ったことを呟く。

「櫻井、ごめんな。」

――それが、僕の最期の言葉になった。

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