食事会
少し時間が経過したある日、同級生である雲雀山中弥に食事会に呼ばれた。あいつは表は家が金持ちなのに驕り高ぶらない上に誰にでも優しく、多くの人に好かれている。
しかし裏では、いじめの主犯格であったりする。赤坂と雲雀山は、僕のいじめの主犯格だったから。
僕が招待状を受け取ったとき、
「また見せ物にされるな」と思った。
その日の夜、憂鬱な気分で雲雀山の家に向かう途中、二条さんに会った。いつも通りの服装に、2人で会う時に使っているバッグを持っている。少し談笑しながら歩き、雲雀山の家に着いた。
僕らは中に入り、まるで宴会場のように広い居間に案内された。そうしてスマホを触っていると、二条さんがお手洗いに行ってくると言って部屋を出ていった。その間僕は、作曲や作詞をしていた。
あれから10分くらい経っただろうか。
二条さんが戻ってこないので、探しに行こうか心配していたら、二条さんが戻ってきた。
「そういえばさっき聞いたんだけど、雲雀山くんって薬飲んでるんだね」と二条さんが言う。
僕は知らなかったので詳しく話を聞く。
いつも通りの会話だ。
そうして、お手伝いさんに言われてダイニングに案内された。
そこには雲雀山以外の全員の姿があった。
痺れを切らしたのか、お手伝いさんが「呼びに行って参ります」と言い、部屋へ呼びに行った。
それから、3分ほど経過した頃。
家に甲高い叫び声が響き渡った。
僕らは驚いてそこへ向かうと、腰を抜かして青ざめているお手伝いさんがいた。
そして、震える手で何かを指さしている。その指の先には、
倒れて動かない雲雀山の姿があった。
顔は醜く歪み、血の気が引いて真っ白になっていた。
僕らはパニックになりながらも警察を呼び、少しの間取り調べを受けた。




