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暴露

そうして地下昇降口から歩いていると、僕は二条さんの違和感に気づいた。

僕は聞く。「二条さん、その猫耳、どうしたの?」

二条さんはあわててその猫耳を隠して、「見なかったことにして。」と言う。

なので僕は「何か隠してることあるよね?本当に大丈夫なの?」と聞く。

すると二条さんは泣きそうな顔をして、

手で隠していた猫耳を見せた。

そして、徐ろに口を開いた。「私、実は混血なの。」

この世界の混血には、大きく分けて3種類が存在する。

1つ目は、人間と狼。この世界の混血のおよそ7割を占める。

2つ目は、人間と猫。現在は一部の民族のみ生存しており、約20年前に内乱を起こした際に大半が処刑されたと聞く。

そして3つ目は、人間と竜人。こちらは元々の数が少ないうえに、30年ほど前まで規制されていなかった密売でほとんどが命を落としている。それの対策として本人らも隠すため、ほぼ存在が確認されない。だから、架空の存在とも言われている。

僕は竜人との混血で、親から隠して生きるよう言われているため、誰にも伝えずに生きてきた。

この地域では、人間と猫の混血は迫害されているという。だから、二条さんが猫との混血であることを隠そうとするのは分かる。

「うん。二条さん、猫との混血なんだよね。」と言う。すると二条さんは「やっぱり、嫌なんだよね?」と聞く。

僕は、思わず彼女を抱きしめた。そして答える。「僕も種族は違うけど、混血だよ。だから、猫との混血も、受け入れるよ。」と。

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