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疑惑
その翌日、今日は学校が臨時休校なので、急いで書店に向かって週刊誌を手に取る。そこには、堂々と記事が書かれていた。「人気アイドルの二条氏、同じくらいの年齢の変人と密会」と。
僕はイライラした。自分のプライバシーを無断で暴かれたことよりも、自分のことを「変人」と書かれたことに。
そこには、さらに「謎の儀式を挙行。交際相手の狂った愛情表現か」とも書かれていた。(僕たちは、来た相手が本当に本人か確認するために、両手の人差し指を合わせて「世界に平穏があらんことを」と言っている。)
僕はすぐに二条さんに連絡して、平日だから人がほとんどいない平和の丘ではなく、学校の校門前に集合するよう頼んだ。彼女はすぐに同意してくれて、僕が到着した数分後に二条さんもやって来た。本人確認を済ませて、この事を話すと、彼女は俯いて少し考え出した。
30秒ほど経った頃、二条さんは僕に言った。「ねえ、交際してること、隠す必要ないんじゃない?」と。
僕は少し考えて、「確かに」と返した。そうして、その翌日に二条さんは会見を開き、交際をしていることを公的に述べた。




