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あの日(欠片)
あの日、憂鬱な心持ちで学校へ行くと、机に謎の厚紙が置かれていた。そこには寄せ書きが書かれていた。内容は、思い出したくもないが、葬式の別れの言葉のようなもの。「永遠にさようなら」などと書かれていて、中には先生の名前と筆跡で書かれたものもあった。それを見て、何もかもが嫌になり、その厚紙を鞄に入れて、授業を受けずにそのまま帰った。働きに出ていて誰も居ない家に向かい、部屋で、首を何回も吊ろうとした。でも、僕が下手なのか、いくらやってもうまく首に引っかからない。その時にできた傷は、今も残っている。




