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(この視点は櫻井のものではない)

今日は待ちに待った文化祭。雅ちゃんは休みだけど、一人でがんばる。私が櫻井くんに迷惑かけないよう、頑張って売らないと。

そう思い、頑張って売り続けて、午前中で目標である半分をほぼ売り終わった。

その後、櫻井くんとこっそり抜け出す約束をして、一人で回ることにした。

そうして一人で回っていると、

中庭で「おねーさん、一緒に回らない?」とチャラそうな猫耳の男が話しかけてきた。

私は落ち着いて「私、彼氏いるので」と答える。

「そういうのいーから。ほら、一緒に回ろ。」と言いながら半ば強引に腕を掴んできたので、私はその腕を振り払って、首に着けていたチョーカーを外した。その後、殺し屋のような目つきで

「そういうのいいから、今すぐ離れて」と言い放つ。首と腕にある傷を見て、その男は青ざめて逃げていった。

櫻井くんは付き合ってから首の傷をいつも心配してくれていた。

自殺しようと試したときの傷を変に思わずひたすら気にかけてくれるのは、本当に嬉しい。顔が可愛いとか褒めてくるやつは、首の傷を見ると大体は変に思ってくる。だからこそ、気にかけてくれる櫻井くんのことを好きになったのかもしれない。


――でも、そんな櫻井くんですら教えていない秘密が、私にはある。

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