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二百文字小説

二百文字小説『二度参り』

作者: 風雷

 初詣の時、若者達が御神木にゴミや吸殻を投げ捨てていた。

 私は、彼らに罰が当たるよう願を掛けた。


 私の隣で仲睦まじい親子が鈴を鳴らし、娘が手を合わせて言った。


「誰の願いも叶いませんように」


 父親は、何故そんなことを願うのか――と訊いた。


「だって、誰かがきっとあの人達に罰が当たるよう願ってるもの」


 私は頭をかきながら、願掛けをしなおそうと参拝列の後尾に向かった。

 先に詣でた連中が、背後からぞろぞろとついて来た。


神社にある「ガラガラ」や「鈴」で俗称されるものは、本坪鈴ほんつぼすずと呼び、お寺だと別の呼称を用いるそうです。

ご参考までに。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんわ★お邪魔します(*´∀`) とても心の優しい子だと思いました。自分のことより他人を思いやる気持ちに感動です!! 並びなおす大人たちにも温かさを感じました(´(エ)`)♥ こうやって…
[一言] なんか、くすっと笑えて、こういうの良いですね。 風刺が効いてるのに可愛らしい。 小品には、こういうテーマがぴったり合いますね。
[一言] マナー違反であってもマイナスの願いは、聞き入れないよう祈る。 見抜いてる彼女の方が神様みたい。
2010/03/13 09:21 退会済み
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