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恋は突然に  作者: にゃむ
6/6

幸せすぎる悩みの種

昼食の後、ふわふわした感じになりつつも

何とか部署へ戻ってきた、

さすがにおかしいと思ったのか、

後輩はむっとしながら仕事していた。


「何あったんですか」


「んー?」


「なんでそんなふわふわしてるんですか!」


「してないよ〜ほら仕事仕事」


おかしい、なんだ急なモテ期は。

かーくんも後輩も勘違いしているんじゃないのか

こんな、こんな…恋愛経験マイナスな女…うぅ、


選ばない…という選択肢もあるけども

選ぶならわしたはどっちの手を、取るんだろう。

もにょもにょする……


「………っぱい!先輩!!」


「わ、な、なに!?」



「…ずっと上の空で、[あ]ばかり打ってるっす!」


「あ、あぁ…ごめん。」


たぶん今日ほど無能な戦力

むしろ、戦力外通告受けてもイイレベル

あと何かすごいふらふらする……


ドタッ


「先輩!?」


「………っ」


「すみません!!先輩倒れたんで、俺付き添いで出ます!!!」


「あ、あぁ!頼む…!」


そこからは記憶がなく、目を覚ますと

病院の天井だった。

辺りを見渡すと、隣には後輩が寝ていた。


「いけない、風邪ひいちゃう…カーディガン」


枕横にいつも使ってるカーディガンがきれいに畳まれていた。

起こさないようにそっと、カーディガンをかけて

また横になった。


「…んぅ、あれ俺寝てた。これ、」


「…おはよう」


「先輩!!えっと、過労と風邪が同じタイミングに来たみたいで、点滴打ってもらいました!」


「わたし、倒れ……あ、」


「?」


「お姫様抱っこ……」


記憶は朧気ながらも、お姫様抱っこされて

タクシーに乗ったのまでは記憶がある

恥ずかしすぎる…!


「先輩軽かったです!あ、でも……あのときの、甘え方、可愛かったです。いいもの見せてもらいました」


この喜んでる犬のしっぽブンブンしているのが

わかってしまう。

甘え方が気になるけど、


「体調どうですか?」


「もう大丈夫だよ。帰ろう………っ!」


「危ない!」


「あ、ごめんなさい…」


「帰るなら、俺が運びます!!先生にも帰宅許可もらって来ます!」


「う、うん…」


間。


数分して、後輩が帰って来た。

にこやかに手振りながら


「先生から、あと1時間は居てくださいって言われたんで、もう少し一緒に居ましょ!川辺さんにも連絡して来ました。」


「…あ、ありがとう。」


「これ、プリンです。難しければゼリーやヨーグルトもあるんで好きなの食べてください」




「まだ、食欲ないからはんぶんこしよ…?」



「……っ!!!」


「?」


「あ、いや…えっと、」


「はい。あーん。」


「贅沢すぎる、この状態……」


「…おいし?」


「はい。」

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