短き歌
ひいらぎの ゆびさきそめる しろげしょう
ぬくもりおぼえ なみだにぬれる
こいするこころは なみのようで
おだやかであり はげしくもあり
あさつゆに ともすかがやき のこりびの
ねつはやまいか ゆめまぼろしか
はなちるかぜは はながまうかぜ
かなしくもあり うつくしくもあり
つきしひに さくつきをみて ひかりなく
のぞみみたせず ついにたちえぬ
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柊の 指先染める 白化粧
温もり覚え 涙に濡れる
恋する心は 波のようで
穏やかであり 激しくもあり
朝露に 輝き灯す 残り火の
熱は病か 夢幻か
花散る風は 花が舞う風
哀しくもあり 美しくもあり
尽きし日に 割く月を見て 光なく
望み満たせず ついに立ち得ぬ