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プロローグにチカシイプロローグじゃないやつ

世界には色んな人が居て、色んな生物が居る

こんな綺麗で嫌いな月の夜だっただろうか 

あんなにもムゴイ魔術を持った男がここに来たのは


その男はこの魔術保護保証施設 テロスの廊下で倒れてた

私 セリカ・シュバルツは倒れていることに恐怖を感じて声をかけた

「あの、大丈夫ですか?」

声をかけるとぐったりと立ち上がった

「声をかけてくださってありがとうございます」

「いえいえ、大丈夫です」

そしてその男は管制室について聞いてきたから案内をした

「ここは魔術保護保証施設テロスとお聞きしてますが、何人の異能使いがいるんですか」

私は何も知らない、何人の魔術師がいて前線に出てるのが誰なのかということまでだ

「すみません、わからないんです」

「そうなんだね、君も魔術師なのかい?」

「はい!私も一応魔術師です」

「そっか、それじゃあこれからよろしくお願いします」

私はまだその時の挨拶の意味を理解しておらず

何を意味してるのかもわかってなかった

「ここです」

「ありがとう」

そして男は管制室の中に入っていった


「こんばんわ、そして初めましてでしょうか セレス」

「そうね、初めまして」

セレス・ルーデン 魔術保護保障施設テロスの現所長であり

僕の先輩だった人だ

「さて、全員作業を中止、そして注目」

そういうと作業をしていた職員が振り向いてきた

「新しい職員を紹介する!」

僕の背中を叩いてきた

「僕はこれからここでキミ達と仕事する、砂浄蒼(さじょうあおい)だ一応これでも魔術師としてはセレスに育てられてきたから実力はあると思われます、よろしくお願いします。」

砂浄は礼をした、回りは拍手をしている

「これからよろしく頼みますよ」

そういう女性がいた、砂浄は気になり名前を聞いた

「貴方、名前はなんというんですか?」

「私は安城鳴海、テロスの医療課所属だ 治癒魔術をもっていてそこのセレスに認められてここに来た、ちなみに二年の付き合いなんだ」

「まぁ、安城はどんな怪我でも治すからすごいのよ」

「そ、そんなことはないですよ」

安城は顔を真っ赤にして照れていた

「まぁ、話は以上、あとで汐霧(しおきり)ミレイって子が貴方の部屋に来るからその子から色々話を聞いて」

「わかりました」

そういうと砂浄は管制室から出て行った

自分の部屋が何処なのかは前に聞いていたから知っている

だから、あまり見つけにくいとは感じなかった 

しかし砂浄は素直に教えられた部屋に向かわず食堂に向かった

食堂には一人の女性が立っていた


この女性が食堂で一番権力をもっているのだろうかそんな感じがする

「なんですか、私をじっくりと見て」

「すみません」

「ここに来たってことは何か食べに来たの?」

「あ、はい 今日初めてここに来たのですが食堂の味を知りたいなと、一番美味しいのでお願いします」 

「わかったよ!取り敢えず給料から点引きとしとくけどね」

給料から点引きされたところで現場にいけば大量の給料が入る

だからあんまり関係はないのだ

「はい、どうぞ」

そう言って出てきたのはハンバーグと白米と味噌汁だった

「ハンバーグ定食、食ってみな」

白米とハンバーグを一緒に食べた。

ハンバーグの油がジンワリと出てきてハンバーグの味と油が白米に合わさって喉にゴワァっときた

コクがあるその味を俺は天国かと思った

「その反応、美味しかったって反応ね」

「はい、美味しかったです」

「そうか!それはよかった!!」

砂浄は椅子から立ち上がって自分の部屋に向かい始めた

廊下には色んな人が居て その中には魔術師と分かる服を着ている人が居る


ここまで何も話しかけられないとは他人に感心がないのだろうな魔術師は個人個人な所はあるからな


そう思っているとドン!とぶつかった感触があった

振り向いてみるとそこには男が立っていた

「お前、見たことない顔だな、何者だ」

無礼というか厨二病チックな男が出てきた

「他人に自己紹介を求めるならば先に自分から自己紹介するのが礼儀でしょう」

「しょうがねーな、俺の名前はセベク セベク・シュタインだ!」

シュタインというと電気魔術の一家で雷電と呼ばれている

そんな一家の息子がどうやったらこんな無礼者になるんだか

「僕の名前は砂浄蒼です」

セベクは自らのスマホを出した

「お前、知っているか ここではな実践という名の決闘ができるんだ、と言うことでお前に申し込んだ許可しとけよ」

どうして許可しなくちゃならないんだと思いながらも仕方なく決闘を許可した

「それじゃあ、ついてこいよ」

そういって砂浄はセベクについていった

セベクは体育館にむかっていたようで体育館の前に居る

体育館にはよくわからない物があった、そこにセベクは手に持っていたスマホを入れていたのを俺も真似てしてみた


そうすると警報のような音が鳴り響いた

その警報と共に試合の合図のはじめという音が鳴った

「始めって言ってるし、俺は行くぞ!!!」

セベクは砂浄の方に剣を持って走ってきたが勢いだけで走ってきてるためか動きが単調だ

僕は軽く動いていればいいか、何かを隠してたとしても撃てばいいし

そう、僕の武器はハンドガン二丁だ

そのハンドガンは切り替えるスイッチがあって、それを変えさえすれば実弾じゃない魔術回路のみを撃ち抜く銃になる

実弾で撃たれれば死ぬから魔力弾で魔力の回路を斬って動けなくすればいい、そうすれば痛みに悶えることになる

「おいおい、攻撃しろよ舐めてんのか!!」

砂浄は一生懸命避けているふりをしている

実際の所はキラリと避けられるくらいには余裕だ

「サンダーボルト!!」

セベクが叫ぶと雷の槍が飛んできた、いくら何で危ないと感じて槍を撃ち砕いたと思ったがそんなことは無かった

一つだけ型に刺さってしまった

「ぐっ」

堪えてるが雷の電流が刺さった瞬間に流れるんだから痛いに決まっている、体も動かなくて辛くなる

「ほら!俺の余裕勝ちだ!」

余裕ぶって油断しすぎている、俺の勝ちだといって振り上げたその時銃口を頭に突きつけた

「僕のこと舐めすぎですよ」

「なっ、お前どうして電流で動けないんじゃ」

「舐めるな、俺も魔術師だし戦場に出来ることになってるんです、ただのおぼっちゃま魔術師が調子に乗ってたら死にますよ」

砂浄は銃のトリガーを引いて魔術回路に銃弾を撃ち込んで一時期的に断たせた

そしてセベクは倒れてしまった


僕は何でこうやって戦っていたんだ

本当、初日に喧嘩がうられるとか、不幸すぎだろう僕

そう考えながら砂浄は自分の部屋についた


部屋の中では荷物の整理をしている

荷物の中には色んな物があって、大事な物もあった

指輪やルーンの魔石を持っていた

そしてその中に一つの写真があった、それは1人の男とセレスと僕が写っている写真だ

懐かしき写真があって僕は驚いた、 その写真を写真立ての中に入れようと思ったが何処にもないため少しだけ呼吸を整えた


そうやって呼吸を整えながら物を整理していく中部屋のドアをノックする音が聞こえた

「いらっしゃいますでしょうか」

「はい、います」

「そうですか、では今から案内しますので部屋の外に一度出てくださいませんか」

言われた通りに来たと言うことは偽物ではないだろう。


砂浄はドアを開いて部屋の外に出た

そこには僕が倒れていたときに声をかけてくれた女性がいた

「貴方はあの時の方ですか」

「あの時はお世話になりました、ありがとうございます」

「い、いえ」

セリカは少し挙動不審になっている

「どうしたんですか、そんなにも周りを見て」

「い、いえ 先程勝った姿見ましたよ」

「そうなのですね、あんま格好よくなかったでしょう」

「そ、そんなことないですよ」


セリカは歩き始めた

「取り敢えず歩きながら話しませんか?」

「そうですね、そうしますか」

そういってゆっくりと歩き始めた

「そういえば、名前なんと言うんですか?」

「僕ですか 僕は砂浄蒼、魔術回路専門の魔術師(ウィザード)です」


魔術師にも種類があって魔術回路を見れる人を魔術師たちは滅多にいなく希少種だ、そのため魔術回路専門と言われると魔術師達は驚いてしまうのだ

「魔術回路専門ですか、噂でしか聞いたことが無かったんですけど本当にいたんですね」

少し衝撃を受けていた、驚いたその顔は何度も見たことのとある顔だった

「貴方は何というのですか」

「私はセリカ・シュバルツといいます、ただの魔術師です」

そしてまた普通に案内を始まった

「ここが治療室です、治療室には汐霧レイミという治癒魔術が一級品の方がいます」

「汐霧さんですか、ここにいるのですね」

「挨拶しますか?」

「いやいいです、もう挨拶はしてあるので」

そういったらまた進み始めた

そしてついた先は黒い木の扉があった

「ここは図書室です、魔術関連の本はここにまとまってます」

そこにある本を読んでみたら、そこにあったのは全て実験の時に見た本だった

「面白い本だらけですね」

「そうですね、確かに面白いです」

そして図書室から出たその廊下で1人の男と出会った

「おーセリカ こんにちわその人誰だい?」

「この方は今日からここに来た魔術師の」

「砂浄蒼です、よろしくお願いします」

「私はエルメスという、ここでは秘書をやっている魔術師だ」

その笑顔は不気味で気持ちが悪かったというか何かを隠してる笑顔だった

「では取り敢えず他の所にも案内してきなさい」

そういってエルメスはどこかへとむかった


そし話しながら大体の部屋が案内されたその時だった

爆発音が聞こえて地面がガタンと揺れた

「な、何が起きたんだ」

その揺れは一瞬だが大きな揺れだった

「なにが起きてるんだ」

そこは叫び声と泣き声が交わっている状態になっていた

「砂浄さん!何が起きてるかわかりますか」

「いや、僕にも分からない」

テロか、それとも裏切りか 

テロリストがここに来ることは確実にない

ここはセレスが作った防壁があるから入るにはセレスの許可が必要だ

なんなんだこれは、誰の仕業なんだ 

まずセレスはここを大切にしていた、何かが起きたときのことも考えて俺を呼んだとも行っていた

そうしたらセレスは違う

それじゃあ汐霧さんはどうだ 汐霧さんはセレスに対して愛というか尊敬の念を持っていたはず、そしてあの人はきっと嫌がることをしないはず、としたら!!

「急いで逃げますよ!!」

「いや!君だけ逃げてくれ!」

「どうしてですか」

「すまない、急いでるんだ」

そういってセリカに案内された所長室に向かった

汗を垂らして熱く速く走ってる

少し躓いてしまったが立ち直り走る


走る走る走る走る生きて欲しいから助けるために走る

走りながら考えた

魔術回路を強化しブーストをかけて速く動けるようにする

ただし走り抜けた後は少し動けなくなるという問題が起きる

ならばどうすればどうする


そうか、そうすればいいのか

魔術回路のブーストは一気に増えるからその負担が大きくかかる

それならば少しずつかければ負担は少なく、何故そんな簡単なことに気づけなかったんだ


そして少しずつ少しずつブーストをかけて所長室の前についた


所長室の扉を開いたそこにはセレスの額に銃口を突きつけるエルメスの姿があった

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