表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
94/104

第9話 真実と継承ー黒幕と闇ージル視点

探索を元に走っている中、主が敵を薙ぎ払っていく姿は昔の様子、そのままで、剣舞を舞うかの如く美しく綺麗で、つくづく私を魅了する。


いけませんね、戦っている最中に余所見などしては┄敵に隙を作っているようなものですね


己れを叱咤し、主と進むことしばし、魔力の根元たる場所に辿り着く


建物の一階の奥まった部屋を私が先攻し扉を警戒し開け放つと、まるで広範囲に空間を広がる異物なものがあり


中央には建物の主人たる男、ブルスがいたが姿は最初に見た容姿ではなく、細身の身体に両手には異形の腕に髪は白く、瞳は虹色という人が魔に堕ちた現象があった。


チラリと主を見れば昔を思い出しているなか、微妙な表情をしている


「┄どうしますか主、ブルス殿はちからを手に入れてますが┄捕縛は苦難をしいると思われます」


相手の状況にて主の命を待つ従者として、戦況を報告すれば


主は私を見て無言のまま頷くなり、強い眼差しで部屋に入り、ブルスに声をかける


「┄ブルス┄汝、人身売買と子供誘拐の罪にて、冒険者ジュンヤ・カイセイの名のもと、捕縛させて頂く」


主は相手に敬意を払い、剣先をブルスに向けて言い放った。


するとブルスは私達の姿を捉えるなり、静かに笑みを浮かべ、大きく手を広げ高々とまるで、何かのショーが始まるような言葉を紡ぎ始めた。


「さあ客人は集まった、いまよりワシの一斉一大の見世物をお披露目いたしましょう」

「四方にて見えますのが、我がショーの参加たる子供達でございます!」


ブルスがそう声を楽しげに指を鳴らすと、四人の幼い子供が倒れた状態で現れ、三角錘(さんかくすい)の形状の結界が纏うように出現する。


次にブルスを中心に四方それぞれに、子供が浮かび設置されていくと同時に光の線が結び始めた。


「さあ、いまから見せますのは、子供達の魔力を吸い、一人の男たる人質の生命を奪う瞬間をお見せします」

「どうぞ┄上手くいったら賛美たる拍手を下さいませ!」


パチンと再び鳴らせば、白髪の老人のような男が現れ、ブルスの姿を見るなりビクッと身体を跳ねて、僅かな恐怖を滲ませながら怒鳴り始めた。


「貴様┄俺をこのような所に連れてきて、何が望みだ! 金か地位か⁉ それとも女か‼ 助けてくれれば、望みに似合うものを渡してやる! だから助けろ‼」

「参加したる老人は口が煩いようですね、では一つ┄潰してあげましょうか?」


ジロリと冷たい眼差しで手に剣を顕現するなり、老人の口あたりを刻みつけようとしている動作に危険な感覚を覚え


私と主はすぐに動くべく近寄ろうと駆けた。しかし急に見えない壁が私と主の前に立ち塞がり近寄ることも出来ず、老人の顔が軽く切りつけていた。


「┄ぐああぁああ┄!」

「いい声で哭いて下さり、至極┄嬉しく思います。ですが話す許可なきとき、話しますと┄とてもとても苦痛が早まります。さすれば┄せっかくの客人も興醒めものですから」


ニヤリと黒い笑みに、楽しげな表情は┄すっかり人の感情もない狂った魔族だと確信した


私は┄主へと向き直り


「主┄結界の破壊を試みたく思いますが、周囲の子供の奪還を頼めますでしょうか?」


と考案してみれば、主は頷いてくれるなり「わかった」と一言だけ返事を返してくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ