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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第9話 真実と継承ー過去の真実ーブルス視点 前編

ジルとジュンヤがブルスの建物に突入する少し時間は戻る、ブルスは執務室にて、執事クローケン・フローに奴隷をあてがえ、部下に案内させる接待が終わる


ワシは執務室で一人ソファーに寄り掛かりながら、一息入れていた


そんなときだろうか、ワシの近くに3人の男が姿を現し、膝まずく 


「┄マスターの命より、あらたな子供をホールにて運びました」  

「人数は4名、あと『あの男』騎士殿も連れて来ましたが┄良かったのですか?」

「ああ┄良いのだ、せっかくワシの儀式が完成するならば、復讐の一番最初は、このような機会をくれた人物を最高の舞台上にいてもらわねば困るのだ」

「それにワシの手で殺さねば┄儀式は成り立たんしのう┄ククク」

「┄┄では、子供は意識を失わせ┄儀式の配置にて抜いておきます、時間経過後に、こちらにおこし下さいマスター」

「┄頼んだぞ┄」  

「「「┄はい!┄」」」


それだけを言い残し男達が姿を消していくのを見守り、ワシは部屋の天井を見るようにソファーの背凭れに寄り掛かり、口元が自然と口角が吊り上がり笑みを浮かべてしまう


「┄ようやく儀式が完成する┄長かった┄本当に┄」


妻を『あの騎士』ラウスフォルト・グロッサにより連れていかれ、辱しめを受け、自殺に追い込んだ男┄┄奴を本当に殺さねばワシの復讐は完成しない


それに完成すれば、ワシがこの村を牛耳る事もでき、白狼の化身にワシを、ワシだけの力で認めさせ膝まづかせてやるからな┄必ず


決意を固め┄目を瞑り思いを巡らせていたとき、声が脳内で響く


『ほう~上手く、悪意が育っているな┄ブルスよ┄』


どす黒い闇に纏わりつくような感覚がワシの身体を支配するかのように襲われ┄動くことができず、目を開けられないでいれば


その闇はクツクツと笑いだす


『┄あと、もう少し┄種を活性化してやる┄思う存分負のエネルギーを増幅させ┄黒い闇へ堕ちてこい┄』

『┄さすれば、力をつけられる、さあ┄どうする?』


闇の声を聞いたワシは気づく、昔┄ワシに力と知識を与えた声だと


だからだろう┄ワシは迷う事なく返答を返した。


もしかすると┄また、あの村長が邪魔をし、せっかくの儀式を壊されたくない。ならば┄念には念を入れる必要がある。


もう邪魔をされては┄ワシの願いは叶わない


「┄ワシに寄越せ┄力を┄。もとより闇になど堕ちた身┄より深みへ堕ちてやる┄‼」

『┄良い返答だ┄ならば┄さあ、喰らえ』


声はそう呟くと口元に何かを押しあて、ワシは力がもらえるならばと躊躇わず食べる


すると口の中には、グニャとする食感と鉄の味が広がり、少し気持ち悪さがあったが、咀嚼して全部を食べ終えれば


見えない闇が一瞬ニヤリと笑った気がしたが、次の瞬間┄ワシの身体に異変が起こる


全身の血がまるで沸騰し、蒸発してしまうような感覚と激痛、そして身体が何者かが這うように、根を張っていく


「グアーーー‼┄ぐっ┄ガア┄グアアアアーー‼」


あまりの衝撃にワシの口からは悲痛の声だけが出て、全身を掻き毟りたい衝動に掻き立てられて動けず


気持ち悪さと口の中の苦味に、唾液が漏れ出て、全部が自分であるはずのものが変えられていくようだった

 

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