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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第8話 村人の子供の失踪ー作戦⑦ーライ視点

時間見つけて再び二回目の更新です。

アルフィードは私の目に興味本意ではなく、真剣に聞いていることを感じてくれたようで


フッと笑みを浮かべ、ゆっくりとした口調で話し始めた。


事のなりゆきを最初から


「元主人であるブルスって奴は、子供の男の子を陵辱するのが好きな奴でな、拐っては奴隷にするため、性教育をし、従わせて売っていたんだ」

「他にも、ときには暴力で従わせる主人のようにと犬のように扱われ壊れた子供がいたりした」

「あと途中経過で耐えさせ、苦しそうにしているものは、俺が隠れて楽にさせてやったりしたが、目が死んでいるせいで、壊れていく子供を見ていくのは、辛かったな」


その光景を思い出したのか、えらく辛そうに見えてしまう


でも┄その表情は消え、私を見ると明るい笑みを作り浮かべ┄頭を撫でる手は優しげで


「┄主は┄俺に辛い命令しないでくれよな」


と呟いていた。


私は頷き「うん、そんなことさせない」と言い切ると、アルフィードは静かに笑んだ


「話しが┄それたが┄気分が良いものの話しではなかったろ?」

「た、確かに、不愉快さは┄あったかも┄」


命令権を行使して無理を虐げては思うがまま、拐った子供達を陵辱する行為など


聞いていて気分が悪くなるものだと考えられる


アルフィードもやっていることは良いことだろうが、何かそれも考えさせられるものではある


でも┄辛そうな表情は何でか可哀想に見えてしまい


「でもさ、オレはアルフィードに助けてもらえたと思っていいんだよな」


と私は笑みを見せれば┄少々、複雑そうな表情をしていたけど、すぐにハニカムように笑って


「あぁ┄俺は主が気に入ったからな、それに┄あいつがお前を選んだのも┄わかるしな」


そう呟きアルフィードは私の頭を撫でてくれるが、後者の『あいつ』ってと思ったとき


アルフィードが話を続け、私にまっすぐ見つめたあと、話の内容を変える様子に『あいつ』について聞き損ねた


「なあ、主が┄脱出したいなら、転送魔法で外に出せるが┄どうする?」

「え? 転送魔法なんか┄あるの?」

「俺の力だ、人を運んだり、行った場所なら、頭に浮かべれば送ってやれる」


なに┄それ、めっちゃ便利やん


と普通なら喜べる提案ではあるけれど、ここに拐われている子供やテラに攻略対象者3名を、ほっといて自分だけ助かるなど、テラに顔向けできない


私はテラの背中を守る相棒なんだ


一緒に合流し、子供達を助ける必要がある


そこまで考えて、私はアルフィードの提案に首を振る


「転送魔法は使わなくていい、オレはテラや他の子供達を助けて脱出することを願う」


アルフィードは私の言葉に一瞬┄目を見開き、次にはフッと笑みを浮かべたあと┄静かに私を見つめ


「┄願うか。いいね┄その意志の強さは、なぁ┄主よ、不思議な短剣を持っていただろう┄出してくれないか?」


は? なんでだ? と聞けば「いいから」と言いきられ


まあ、いまのアルフィードならいいかと腰を下げて置いていた短剣を手渡せば、アルフィードは受け取るなり短剣を見詰め小さく呪文を唱えた


呪文の詠唱はジルさんから教えてくれたものとは違い、いまいち┄わからない言語を使っているようで


私はただアルフィードの様子を伺っていると、不思議なことが起こり始めた


短剣が淡い緑色に光を灯していた、けれど、それは目を瞬せる一瞬に消え失せていた


次にアルフィードは私に短剣を渡してくるため


「何をしたの?」


と聞けば、フフッと笑み、柄を見るように手を指し示す、私は柄を見れば┄ギリシャ文字のようなものが刻まれていて、手を触れれば不思議な感覚がした


「主┄その魔力を感じるなら┄小さく『ルトラ』と唱えてみてくれ、そうすれば俺が何をしたか、わかるはずだ」


私はアルフィードをみて、頷づくなり『ルトラ』と唱えれば、短剣に風が纏い始めた


「┄風の短剣になってるみたい┄なんで?」

「┄風の属性を付加しておいたからだ、主は気づいてないだろうが、中央には属性付加の玉があるんだよ。┄だから俺の力を少し追加させておいたんだ」

「それに脱出するなら┄戦闘能力を付加しておかないと、部屋の外はきついからな」

「まあ俺が傷一つ、つけさせんが」


アルフィードが脱出するための手助けを施してくれたことに、少しばかり嬉しく感じていたとき、唐突に建物から爆破する音が鳴り響いた


「┄┄な、なに⁉」


凄く地響きのような音で身体が跳ね驚くが、アルフィードは「へえ~」と呟やくなり


「主を迎えに来たようだ」


と告げられて、私は「え⁉」と驚く


迎えにって┄誰が?┄そう思ったけれど、私は思い出す


もしかするとジルさん達が自分達の異変に気づいて来てくれたのかもと思えたが、同時に怒られるかもと苦笑が漏れたのだった

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