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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第8話 村人の子供の失踪ー出会い③ーテラ視点

攻略対象者とテラは仲良しになっていく場面です

俺はいま3人と何故か┄和気藹々として和んでいたりする


それは何故か? 


きっかけはディグレと自己紹介が終わった後に、小さな子供達が


「自分達も┄自己紹介する~‼」


と言い出したのだ。


すると子供達と遊んでいた赤髪の男が┄小さな子供ナツを肩車して


じ~っと見られていたが


子供達にもみくちゃにされていて、俺はなされるがまま遊んでいれば


なにを思ったのかニカッと愛想よく笑い、自分の名前を話してくれた


名前はカーラガラルド・ヴィスコンフィーといい、騎士団の父親をもち、今は見習いをしているとのこと


次に呼びにくいだろうからカーラで良いと提案されたので、そう呼ぶことにした


そのあと自分の荷物を確認しとこうと、バックを見ておく


下手すると拐われてここにぶちこまれたときに荷物を奪われていたら大変だからだ


だがすぐに近くに自分の荷物があることに安堵し、次に中身の確認をしようとしたら


急に灰色の髪の奴がコソコソと俺に近づき、興味津々な眼差しで、俺のバッグを見詰め


「なんだ┄そのバッグ! えれえ面白そうな品やんけ┄何処で手に入れたんか┄教えり!」

「へ?」


何だ? と思い、間抜けな声を挙げて、そいつを見れば、目をキラキラと見つめ


ビシッと手は俺のバッグに行って、無意識だろうが、触ろうとしている動作に、俺はバッとバッグを避ければ舌打ちされた


それにイラッとして俺は、再びの相手からの攻撃に左右、上下と避ける攻防を続け


互いに疲弊した頃、灰色の髪の奴は、額の汗を拭いながら


「┄ふ、なかなか┄やるな」

「お互いにな┄」


と言う変な会話が成り立った。


まあ┄このときは奪う、奪われないの攻防で疲れていたせいだけどな


そんでもって┄この行動により、中身を見せることで落ち着き、妙な友情が芽生え、名前を知ることが出来た


こいつの名前はナイトライト・ギルマと言い


商人の子供で親と一緒に商売をするために来たときに、この事件を知って不快に思いながら調べていたら捕まったとのこと


事実的には、自分から捕まるように罠を仕掛けたらしい


あっそうそうナイトライトも呼びにくいだろうから、俺に好きに呼べと提案されたから


トライデンと新しく名前をつけて呼べば、ライ並の突っ込みを入れられて、ナイトと呼べと、どつかれた


ふ、いい突っ込みだったぜ


◆◇◆◇◆◇


ここまで話せば冒頭での今の状況で和気藹々になっているのかは、わかって貰えただろう


そのあと荷物の中身を3人に見せながら、今後の対策を練る話し合いをすることにした


「┄え~っと、携帯食糧、縄、護符(結界用)、手錠、携帯救急箱、ナイフ、針金が入ってるな。┄┄ん? あれ? 奥にも入ってる、固くてゴツゴツしてるな┄」


俺は奥をゴソゴソと手探りで探して掴み、取り出すと┄雷系の魔石と紙が貼り付けてあった


紙には『取り扱い説明方法』と書かれている


俺は自分の荷物の中身を取り出し、呆気に取られていた


他の3人のディグレ、カーラ、ナイトも、バッグと荷物を交互に見つめ


それぞれに感想を呟き始めた


「小さそうなバッグの中に良く入ってたな┄?」

「ですね。この救急箱など箱ですし、それに僕達が欲している物が、ゾロゾロとあるし┄┄凄いです」

「なんなんだこれ!┄すっげ~機能美もいいじゃんか! バッグの機能性を後で調べさせろテラ‼」


ディグレとカーラは中身を感嘆し、ナイトはバッグに釘付けになりながら┄詰めよってくるのを俺は┄避けながら


「┄わかったから┄離れろ!┄っていうか┄ジルの奴┄どんだけ準備万端なんだよ」

「┄まるで俺とライが初めから拐われるのを前提で、準備してたみたいじゃんか!」


と突っ込みを入れている俺に、カーラが不意に荷物を見ながら┄ポツリと呟く


「┄もしかすると┄テラの連れのジルって奴は、なんとなく情報的な判断と観察眼がいいんだと思うぜ」

「え? どういう┄意味だよ?」

「言ったろ、ディグレが欲していたものだと。それにテラも準備万端と、それで気づいたんだ」

「荷物の中身は事件が発生し、対策を踏むことを前もって知っていたのではと、推測出来た。なあ、そんな人物が近くにいなかったか?」


カーラの言葉に、すぐに頭に浮かんだのは、ジュンヤさんだった


あの人ならば、冒険者として仕事での情報などにより、ジルと話しても変ではない


もしも┄昨日の宿の夜とかに話していた可能性もあるよな


「┄いる、一人とても詳しい人物が┄」

「なら┄思うのは一つだけだ。いまの状況も前もって読んでいたと判断するべきだろうさ、必要最低限┄自分達でどうにか出来るように、持たせてたんだとな」


確かに┄その可能性はあるかもしれない


ジュンヤさんの冒険者としての経験とジルの今までの旅慣れや、危険を感じる能力は、人以上にある気がするし


なんだかんだで、俺のことを心配してはくれるもんな┄┄


でも、いちいち人をからかう所や、ライに妙にちょっかいを出すのは┄面白くないが


いまだけは、感謝してやるけど


ムスッと俺がしていると、ディグレとカーラが面白げに見られた


「┄なんだよ┄」

「い~や、べつに┄」

「いえ、なんか┄その方のことを思ってたのか、口元がニヤニヤしてたので、信頼してるのかな~っと」

「はあ? うんなわけねーし┄!」


と言い返せば、二人してクスクスと笑っていると、カツカツと階段を降りてくる音がしたとき


「おい! 3人とも静かにせい、荷物も直せ!┄┄厄介な奴が来やがった」


ナイトから注意されるとディグレとカーラは、からかう笑みを消し


すぐに荷物をバッグに直し、俺に渡してくる


「テラ! そのバッグを胸元に隠して下さい、あと絶対に動かないで下さいね。なにがあっても┄」

「ディグレの言ったとおりだ。あと寝たふりをしておけ┄動くなよ┄」


ディグレとカーラから真剣な顔で言われて、何がいまから起こるのか知らない俺は┄頷くことしか出来ず


ナイトを見れば、あいつも同じ表情をしていることに、俺は動揺していたものの、言われるがままに寝転がり、胸元にバッグを隠して動かずにいた


だが、俺はこのとき、とても嫌なものをみる前兆であると後で知るとは思っていなかった


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