第8話 村人の子供の失踪ー出会い②ージル視点
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村人との聞き込み調査をする中で、最近の村長の印象や、義族長の噂などを聞くことに成功した
村の住人からは村長に対する悪い噂はなく、良い話しを聞くことが多く、評判はすこぶる良いものしかなかった
しかし、それとは反対に義族長の話や噂は、村長とは真逆で村人からの評判は悪く、叩けば埃が出るわ、出るわの大バーゲンセールだな! と主が呟いていました。
私もまったくもって同感だと思ったものです
そんな中で、もっとも有力な情報を聞くことが出来たのです、村に住む赤髪の騎士から
名前をヴァルスと言い、王国騎士団に所属しており
村に不信な事件を調査していると説明を受け、ならばと協力することになり、情報交換することになった
何故に協力してくれたのか?
それは自分の息子が人拐いにあったらしく、協力を惜しんでいる場合ではないらしい、出来るだけの情報交換はするべきと考えていると言っていた
情報交換でわかった情報は以下の3つだ
・義族長には盗賊や奴隷商人との繋がりを持っていること
・村人の子供をある男や奴隷商人に売買していること
・白狼の村の村長の座を密かに狙っていること
影ではバレてないとでも、思っているとヴァルスが教えてくれた
有力な情報だと確信したのと同時に、これだけの情報を村人から聞いていると言うのは、余程義族長は村人に嫌われているのだろうと判断できた。
ただ唯一の誤算が、騎士からしたら情報は掴めたのに、子供達の誘拐だけは防ぐ事が出来なかったことだけを悔やんでいた
私は騎士に礼を述べて、主のいる合流場所に歩きながら考えた
どうにも不可解な疑問が過る
どういう経路を使い子供を拐い、目撃者を出さず、騒がれずに拐う事が可能なのか?
深夜であろうと、人はいたりするものだ。例え気配を消してもな┄┄
まあいい、今はこの情報を主の元に行き、互いに違う利点や考えを情報交換すれば、疑問もはれるやもしれん
そう考え、主との合流場所に急いだ
◆◇◆◇◆◇
合流場所は村長宅から離れた、村人の憩いの公園広場となっている
私は辺りを見渡し、主を探すと公園の近くにある小さな祠付近に主が立っていることに気づくと近づき声をかけた
「┄主┄どうしたのですか?」
「ああ、セルジオか。いや、実はなこの祠に俺が呼ばれた気がして、少し対話していたんだ、僅かだけど精霊がいたようだからね」
「┄そうですか┄。まだ力を制御している状態でも、それを出来る主には、妙に嬉しいものがありますね」
つい心のままに話せば、主は私の方に振り返るなり呆れ気味に見られた
「┄何が嬉しいんだよ、アホたれ! こんな力があるせいで、なかなか普通に振る舞うのも大変なんだからな」
「┄すみません」
「謝らなくていいさ。まったく、子供達がいなくなると、甘えん歩の子供になるねセルジオは」
「まあ、でも聖獣としては┄まだ子供か┄、図体だけデカイのに可愛いな」
主はクスクスと笑う姿は、見ていて嬉しいのは本当だ。
あのときの旅は辛くも悲しいもので
笑顔の中に┄あの男への想いに嫉妬しましたから┄私は┄
「┄しょうがないと思います、貴方がいない間┄寂しかったですから┄」
だから┄再会出来たぶんは、私だけの主ですので、独り占めさせて頂きますよ
と意味を含めて笑顔で言えば
主は頬をポリポリと掻いて、照れてくれたことに、少し嬉しくなりました
だから今日の所はこれぐらいにしておきます
「それよりも精霊は┄何と仰ってたのですか?」
「┄う~ん、そうだね。聖獣の上である神獣が村を守護しているようなんだ。でも最近は何か自分達の力が遮断されて、上手く動けなくなっていると言っていたよ。他にも精霊達の加護を与えられずにいて辛いとも」
「なるほど┄まだこの村には、事件とは違った意味で、調べる必要がありそうですね」
「うん。でもいまは、誘拐事件だろう。テラとライの二人と合流後に、俺が調べた事などを纏めようか?」
「はい」
◇◆◇◆◆
テラとライとの合流するべく、広場の噴水場所に移動し到着した私達だったが、二人はまだ来てはいなかった
私的には待ち合わせ時間よりは、遅くなったと自負していたが、まだとは┄
余程張り切って調べているのか?
それとも何かあったのでしょうか?
いえ、主も言っていたではありませんか。子供達を心配しすぎはいけないと
「┄セルジオ┄もう少し待ってみよう┄、下手に二人の身に何かあった場合は┄俺が調べた事が役立つと思うから」
「┄そうですね。私も少々不安ですが┄別に二人を信頼してないわけではないので待ちます┄いまは┄」
しかし┄30分たっても、一時間たっても、姿を現さない二人に
私と主は┄動くことにした




